絵本・童話コンテストで気になる「未発表作品に限る」とは?

絵本の作品を友達に講評してもらう。 絵本・童話コンテスト
講評してもらうだけで発表?

こんにちは、もりのひつじかいです。

絵本のテキストや童話コンテストの
応募規定をながめていますと

「未発表の作品に限ります」
「未投稿のもの」
「自作未発表の作品」

などの注意書きに目がいきます。

少し前までは
「未発表」の定義というのが
なんとなくあいまいなままでしたが
最近の応募規定では

インターネット上などで公開したものは
不可。

と、はっきり書いています。

ということは
裏を返せば
ブログなどで公開してしまった作品は
応募できない!

ということになります。

ひつじかいはこれまでに
このブログで
いくつか作品を公開してきましたので
それらの作品は、このままでは
コンテストに応募できない
ということになりますね。

では
昨今の絵本・童話コンテストの規定は
実際にはどうなっているのでしょうか?

一旦発表してしまった作品についても
何らかの救済措置があるのでしょうか?

・・・などといようなことについて
今回はリサーチしてみたいと思います。

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主なコンテストの応募規定はこんな感じ!

とりあえず
応募規定が確認できたコンテストに関し
「未発表」の定義を書き出してみますね。

本年度の募集要領が未発表のコンテスト
については
前年度の情報を掲載しています。

☆第37回日産 童話と絵本のグランプリ
応募締切:2020.10.31
応募規定:未発表の作品に限る
※インターネット上に掲載された作品は
個人のホームページやSNSであっても
一般に公表されたものとみなされ
応募いただくことはできない。

アンデルセン、人魚姫の銅像

☆第38回アンデルセンのメルヘン大賞
募集期間:2020.10.1~2021.1.10
応募規定:未発表のものに限る
※未発表の定義に関する説明は特になし。

☆第2回絵本テキストグランプリ
募集期間:2020.10.1~2021.2.25
応募規定:未発表のものに限る
※未発表の定義に関する説明は特になし。

☆第52回(2021年)ENEOS童話賞
応募締切:2021.5.31
応募規定:未発表の完全にオリジナルな
作品に限る
※童話教室(塾・講座)での添削など
第三者の目に触れた時点で未発表には
該当しないため、新たに創作した作品で
応募されたい。(Q&Aより)

☆第14回絵本テキスト大賞
募集期間:2021.4.1~6.30
応募規定:自作の未発表作品に限る
※商業出版を目的としない同人誌での
発表は可とするが、その旨を記すこと。

☆第36回家の光童話賞
応募締切:2021.6.30
応募規定:作品は未投稿ならびに未発表の
ものに限る。他賞との重複応募は入賞して
も無効となる。

☆第33回新美南吉童話賞
応募期間:2021.6.1~9.10
応募規定:自作未発表で他の創作童話賞へ
同時に応募していないものに限る。
※同人誌や校内文芸誌、WEBなどに掲載
した作品は「発表」に含む。

☆第21回グリム童話賞
応募締切:2021.11.3
応募規定:自作未発表のものに限る。
※不特定多数の人が読むことができる
状態におかれることを「発表」とする。
商用に発表されたものでなく、サークルの
同人誌や個人誌に掲載された場合も
「発表」とみなす。
また、一時的でも個人のブログ、
ウェブサイト等に掲載されたものは
広く公開されているので
「発表されたもの」とする。

絵本・童話コンテストがいう「未発表」の定義をまとめてみると・・

こうやって
「未発表」の定義を書き出してみますと
絵本のテキストコンテストに比べ
童話のコンテストの方が断然厳しい!
ということがわかりますね。

(絵本のテキストなどは
 ブログやWebサイトで公開する人が
 それほど多くはないということ
 なんでしょうね。)

未発表の定義については
それぞれのコンテストで
多少のニュアンスの違いはありますが
おおむね次のような解釈になるのかなと
思います。

あなたのその応募作品が・・

・不特定多数の人が読むことのできる
 状態におかれていないこと。

・たとえ一時的であれ

Webサイトにブログを投稿
 
 個人のブログ、Webサイトに

 掲載(公開)された経緯がないこと。

ということになるでしょうか。

ただし、グレーゾーンがありまして
同人誌などへの発表については
次に示すとおり
多少の「幅」があるようです。

*条件付きで可

【絵本テキスト大賞】
→商業出版を目的としない場合は可

*完全不可

【ENEOS童話賞】
→童話教室での添削も不可

【新美南吉童話賞】
→校内文芸誌への発表不可

【グリム童話賞】
→サークルの同人誌はもとより
 個人誌についても不可。

詳細な規定のないコンクールについては
各事務局に問い合わせていただく方が
無難かとは思いますが
ここまで書いてきたように

個人ブログ、Webサイトなどで公開した
作品はアウト!
同人誌についても原則的にはアウト!
という傾向があることは
押さえておいた方がいいかもしれません。

ひとたび発表してしまった作品も〈手直し〉すればOK?

手直しの跡

第37回日産 童話と絵本のグランプリ
募集要項「よくあるご質問」の中に
次のようなQ&Aが載っています。

【応募資格について】

Q:他のコンテストに応募した作品を
  手直しして応募できますか?

A:他のコンテストで入賞されていない
 場合に限り、ご応募いただけます。

また、グリム童話賞Q&Aでは

他の賞の落選作品を送ってもいいですか?

の質問に対し、コンテストの主催者は
次のように回答しています。

原則、他の賞との二重応募は認めていません。
手直しをしていない作品はご遠慮ください。

他の賞であっても落選した場合には、それなりの理由があるはずです。
さらにすばらしい作品になるように読み返してみてください。
「グリム童話賞にとてもあっているから手直しをしなくても自信がある!」という場合は、先に応募した賞の主催者に確認し、必ず了解をとってからお送りください。


これら2つのコンテストの
Q&Aからわかることは
個人のブログやWebサイトに
一度掲載してしまった作品であっても
〈手直し〉をすれば
そのコンテストへの応募は可能!

ということですね。

これは童話のコンテストだけではなく
絵本のテキストコンテストにも
敷衍される事項であるのかなと思います。

ただし
入賞・入選し、表彰された作品は
〈手直し〉後の再投稿はできませんので
その点はご注意ください。

〈手直し〉とは、どの程度の修正のことなのか?

〈手直し〉と簡単にで言われても
軽微なものから大胆なリライトまで
けっこう幅があり
困ってしまう人もいるかもしれません。

そういうときは
先程のグリム童話賞主催者の言葉を
思い出せばいいかもしれません。


 落選した場合には
 それなりの理由があるはずです。


というところですね。
これをシビアな言葉で言い直せば


 その作品には欠点があるから
 落選したのです。


ということになるでしょうか。
そうだとするならば
小手先の〈手直し〉くらいでは
すまないはずです。

アップデート(手直し)のイメージ

絵本・童話コンテストの主催者が
期待している〈手直し〉とは
本気で入賞を狙えるくらいの
密度の濃い〈UPDATE〉
ということになるかと思います。


そういうことであれば
ひつじかいの経験からいっても
半分以上は書き換えるつもりでー

場合によっては
ごっそり書き換えるつもりで
臨む必要があるかもしれません。


入賞を目指して
思い切って〈手直し〉してみましょう。

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