宮沢賢治『銀河鉄道の夜』に学ぶコロナ時代の生き方

銀河鉄道の夜にヒントが ポストコロナ!
コロナ時代を生き抜くヒントが・・

こんにちは、もりのひつじかいです。

新型肺炎・COVID-19(コビッド19)の
感染拡大に歯止めがかかりません。

人との接触を7割
いや

できれば8割削減して欲しいと
政府が国民に
懇願する事態が出来しています。

「人との接触の8割削減」
というのは
週休2日制を採用している職場に
例えるとするならば
「週に1日だけ出勤可」というに等しい
非交流的な状況であるといえるでしょう。

うさぎだってマスク!

いまや大都市圏については
市中がクラスターそのものですので
ここまでの厳しい対応を図らなければ
人&人感染は沈静化しない
という切迫した状況にあるわけです。

外出自粛は
いつしかわたしたちのこころを
荒廃させていきます。

しかし
こんな時代だからこそ
考えなければいけないことがあります。

ウイズコロナといわれる今こそ
人間の叡智(えいち)について
思い出さなければいけないのだと
思います。

今日は
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』を通して
コロナ時代の生き方について
考えてみたいと思います。

広告

みんなの〈ほんとうのさいわい〉を探して

宮沢賢治の童話『銀河鉄道の夜』は
一部のひとたちには
「難解なファンタジー」と
考えられています。

たしかに
物語は未完ですし
いくつかのバージョンがありますし
スピリチュアル的な
はたまた
宗教的色合いの濃厚な童話であることは
否めません。

でも
物語の中に散りばめられた
さまざまなパーツを取り除くと
この童話のメッセージは
いたってシンプルであることが
分かります。

銀河鉄道の夜

『銀河鉄道の夜』は
じつはこんなことを伝えているんですね。

この世で最も大切なことは
わたしたちひとりひとりが
みんなの〈ほんとうのさいわい〉について
考えることだ。

そのためには・・・

~夢の鉄道の中でなしに
ほんとうの世界の火や
はげしい波の中を
大股に
まっすぐに
歩いていかなければいけない。

天の川のなかでたったひとつの、
ほんとうのその切符を
決しておまえは
なくしてはいけない。

*『銀河鉄道の夜』
(旺文社文庫)より抜粋

というのです。

〈ほんとうのさいわい〉とは
いったい何でしょうか?

それを
わたしたちひとりひとりが
探し求めなければいけないのだと
賢治はいいます。

そのために
たったひとつしかないほんとうの切符を
すでにわたしたちは持っているのだと
賢治は続けます。

〈ほんとうのさいわい〉を探すために
わたしたちが持っている
たったひとつのほんとうの切符
それこそが
わたしたち人類の「叡智」ではないかと
ひつじかいは考えます。

銀河鉄道の夜にこめられた本当の幸いとは

いまこそわたしたちは
この
たったひとつのほんとうの切符を使って
〈ほんとうのさいわい〉を
見出さなければならないのだと思います。

スピリチュアル的な観点に立脚すると
宇宙には「偶然はない」
ということになります。
従って
新型肺炎
新型コロナウイルスとの遭遇も
「必然」ということになります。

そうであるとするならば
その新型コロナウイルスは
わたしたちに
一体何を求めているのでしょうか?

意識変容&行動変容!

生物学者の福岡伸一氏は
朝日新聞朝刊紙上に連載中のコラム
「動的平衡」(2020年4月3日)の中で
次のように語っています。

ウイルスの振る舞いをよく見ると、ウイルスは自己複製だけしている利己的な存在ではない。むしろウイルスは利他的な存在である。

いまや世界中を混乱に陥れている
新型コロナウイルスに関しても
同様だというのです。

さらに驚くべきことに
宿主(つまりヒト)への感染については

「宿主側が極めて積極的に、
 ウイルスを招き入れている
 とさえいえる挙動をした結果である」

というのであります。

別の言葉で言い直すと
細胞内への感染については

ヒトが積極的に加担している。

ということになります。
これはいったい
どういうことなんでしょうか?

更にコラムを読み進めると-

地球における〈進化〉の過程で
高等生物が登場したあと
「その遺伝子の一部が外部に飛び出す」
というかたちで
ウイルスは現れたというのです。

つまり
ウイルスはもともと
わたしたちの一部だったというのです。

それが家出をし
諸国(菊頭コウモリなど)を流浪し
いま、まさに
我が家に舞い戻ってきたわけですから
宿主(つまりヒト)は
それを優しく迎え入れるのだと・・・。

こんな怖ろしいウイルスを
優しく迎え入れるつもりは毛頭ないと
あなたは言われるでしょうか?

DNA

しかし

生命の進化にとっては
病気や死をもたらすことですら
〈利他的な行為〉といえるかもしれない
と生物学者は考えます。

なぜなら

病気は免疫システムの動的平衡を揺らし
生態系全体の動的平衡を促進するからだ
というのです。

従って
新型コロナウイルスへの感染についても
わたしたち人類の生命進化における
「不可避的な道程」である
ということになるわけですね。

わたしたちの一部であるウイルスを
根絶したり撲滅したりすることは
できませんので
かれらと共生していかなければならない
というわけです。

それがウイズコロナ
コロナ時代というわけです。

だからわたしたちは
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』に登場する
ジョバンニやカンパネルラのように
みんなの〈ほんとうのさいわい〉を願って
行動しなければいけないのだと思います。
それが意識変容であり
行動変容なのだと思うのです。

問われているのは「いまをどう生きるか」

これまで
自分のことばかりに汲々としてきた
わたしたちに
さあ今日から
みんなの〈ほんとうのさいわい〉を願って
行動しなさいよと言われても
何から手をつけたらいいのか分からない
というのが
正直な気持ちではないでしょうか。

ソーシャルディスタンスで

そこでひつじかいは
こんなかたちでトライしてみることに
しました。

一つひとつのエポックを
Q&A形式で自問自答してみる
というものです。

たとえば・・・

☆この週末は湘南や九十九里海岸に
 遠出をしたい・・

Q「その行為は、みんなの
 〈ほんとうのさいわい〉のために
   なるだろうか?」

A「地元の人に感染拡大させることに
   なるかもしれないな」

 

☆マスクを家に持ち帰りたくないから
 ここに捨てていこう・・

Q「 その行為は、みんなの
 〈ほんとうのさいわい〉のために
  なるだろうか?」

A「 誤ってマスクに触れてしまった人に
  感染を触発してしまうことに
  なるかもしれないな」

 

☆心配だから
 食料を多めに買い置きしておこう・・

 

Q「その行為は、みんなの
 〈ほんとうのさいわい〉のために
  なるだろうか?」

A「 多めにという行為が連鎖すれば
  品薄という状態が出来し
  爆買いが誘発されるかもしれない」

 

新型コロナウイルスに対峙する
ひとつのスタンスとして
「共感と連帯」が大事だというお話しを
前に書きました。

*詳しくは次の記事をお読みください。

カミュの小説『ペスト』に学ぶ新型コロナウイルスへの対応

 

宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』にならい
みんなの〈ほんとうのさいわい〉を願い
意識を変え行動を変えていくためにも
想像力を使って共感し
多くの人々と連帯していくことが
大切です。   

 

ウイズコロナ
コロナ時代

 

問われているのは
今をどう生きるかという
わたしたちの誠実な「意思」
そのものなのです。

 

☆こちらの記事も、いかがですか?

【これからの絵本はコロナ後の価値観に対応する必要があるかも】
📑コロナウイルスが蔓延する世界で絵本を出版する意味って何?

【ぼくらの本質が愛であるように新型コロナウイルスの本質も愛
📑湿度に弱い?新型コロナウイルスに〈愛を投げかけて〉みる

誠実であること各自の職務を果たすこと他者の幸福を考えること】
📑カミュの小説『ペスト』に学ぶ新型コロナウイルスへの対応

 

タイトルとURLをコピーしました