ソーシャルディスタンシング中にトライした断捨離&卒捨離?

ダンボール ポストコロナ!

こんにちは、もりのひつじかいです。

「新型コロナウイルスに完全収束はない」
というのは専門家の意見ですが
ひつじかいは
このパンデミックが一段落したあとの
生活スタイルを象徴する言葉として
〈ソーシャルディスタンシング〉
という言葉に注目しています。

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〈ソーシャル〉か〈フィジカル〉か?

このキーワードを意訳すると
「社会的距離の確保」
ということになるのだそうです。

しかし
こんな言葉が一人歩きをはじめると
人と人とのつながり
「社会性」までもが否定され兼ねない
との懸念から
WHO(世界保健機構)は先ごろ
こと新型コロナウイルスに関しては
〈フィジカルディスタンシング〉
なる言葉を使用していきたいと
公式にコメントしました。

〈フィジカルディスタンシング〉とは
「物理的/身体的な距離の確保」
ということになるのだとか。

サッカーの国際試合を観ていますと
「日本の選手はフィジカルが弱い」
と解説者が指摘していますが
〈フィジカルディスタンシング〉の
フィジカルとは
あのフィジカルのことですね。

つまり
社会的なつながりは保ちつつも
フィジカル(身体的な)つながりには
一定の距離(ディスタンス)を
置きましょうということです。

ところで
ひつじかいの絵本づくりは
この2か月間停止したままです。

画家さん(イラストレーター)との
打ち合わせに入る直前に
コロナウイルス感染拡大防止対策として
リアルミーティングが延伸されたのです。

ZOOMなどを活用した
Web会議を提案しましたが
「最初の打ち合わせはお互いの顔を見て
 体温を確認し合う必要がある」
との編集長の考えから
伸び伸びになっているのです。

絵本の制作というのは
ひつじかいが想像していた以上に
デリケートなものなのかもしれません。

〈ソーシャルディスタンシング〉と
〈フィジカルディスタンシング〉
双方の影響を受ける
ナイーブな作業なのかもしれません。


ということで
宙ぶらりんになってしまったひつじかいは
社会との
〈フィジカルディスタンシング〉を
キープしつつ
こんな機会でもなければできないことを
あれこれやってみることにしました。

絵本づくり中断中に断捨離?感謝離?卒捨離?

この機会にしかできないことって・・。

たとえば
ひつじかいはこんなものに
チャレンジしてみましたよ。

*その1
 成長した庭木(イチョウ)の枝おろし

いちょうのき

イチョウは、庭木には適さないと思っていましたが、「防火」という思いがけない効果効能があるのだとか。

枝がほけ過ぎて
引き込み用の電線に触れてしまったため
7~8本の枝をノコギリで引きました。

高所作業が不得手のうえ
枝は長いもので10メートル近くに
達していますので大苦戦!

枝の切り口は
結果、凸凹だらけに。
なかなか骨の折れる作業でした。

*その2
 読みたかった長編小説を読了

すべての見えない光

詩のような彫琢された文章で書かれており、しかも「物語の場所が頻繁に移動」するため、短時間のうちに読み進めることができませんでした。

 

 

 

 

 

 

前から読みたいと思いつつ
500ページを超える厚さを前に
開くのをためらっていた長編小説
『すべての見えない光』
(アンソニー・ドーア/藤井光訳
/新潮クレスト・ブックス/2016)
にアタックしました。

物語の主要な舞台は1944年のフランス
・ノルマンディー地方の小都市。
戦争と感染症(新型コロナウイルス)
という違いはありますが
閉塞した状況には重なりあう部分もあり
共感しつつ読み進めることができました。

*その3
 本に埋もれた書庫を整理

わがやの書庫

とりあえず書架に並べた状態ではありますが・・・

読書のかたわら
足の踏み場もないくらいに
本が堆積していた書庫を
整理しました。

*その4
 念願の断捨離に挑戦!

ゴミの部屋

これはイメージですが、ほぼこのような状況でした。(汗!)

長年片付けられなかった部屋と部屋
倉庫&車庫を
果敢に断捨離。
自分でも驚くくらいのアイテムを処分!
なんだか身も心も整理され
気持ちがスッキリしました。

*その5
 感謝離と〈卒捨離〉

さて
今回のチャレンジの
メイン・イベントに関する報告です。

感謝離とは
朝日新聞に投稿された
とある男性の手記によると
なかなか断捨離できなかったアイテム
(たとえば長年連れ添った妻の遺品など)
に対し
感謝の言葉を添えながら断捨離すること
だそうな。

ひつじかいも
断捨離を敢行しても
なおかつ残ってしまったアイテムに対し
この感謝離を発動して
断捨離第2弾を実行しました。

そしてさらに
〈卒捨離〉にと駒を進めました。

〈卒捨離〉とはひつじかいの造語です。
ほとんど整理できなかった
息子の遺品から卒業するための断捨離
という意味を込めています。

これを敢行するためには
まとまった時間と勇気が必要でした。

幾度涙したかわかりません。
泣きつつ感謝しつつ
息子と空想上の会話を交わしつつ
彼の遺品をダンボール箱2つに
まとめました。

これが
今回のメイン・イベントとなりました。

もうひとつの卒捨離

WHOの見解ではありませんが
ひつじかいも
〈ソーシャルディスタンシング〉
ではなく
〈フィジカルディスタンシング〉
が大切だという考えに同調します。

そして
「身体的な距離をキープ!」という
こんな機会でなければできないことの
総仕上げとして
あるひとつの儀式に踏み切りました。

コロナ前の古い自分から卒業するための
パフォーマンスとして
娘に
髪をバリカンでカットしてもらいました。
娘がバリカンを使うのは初めてです。
だから結果も折り込み済み。

しかし
想定以上に刈り込まれてしまいました。

また
右側頭部と左のそれとの髪のボリュームが
微妙に違っています。

特に左側には
こんもりした小さな叢ができています。
さらに
後頭部に段差がうまれ
「なんだか鈴カステラのようね」
とは妻のコメント。

いくら折り込み済みとはいえ
なかなか厳しい髪型に(汗!)
なってしまいました。
〈コロナカット〉とでも
呼ぶことにしましょう。

〈卒捨離〉の総仕上げとはいえ
しばらくは
〈ソーシャルディスタンシング〉
でいかなければダメでしょうね。

するとー
食料の買い出しはどうしたらいいの・・?

 

それにしましても
この髪が生え揃うまでには
長い巣ごもり生活も終わって欲しいと
節に願っています。

さて
そんなあなたの
〈ソーシャルディスタンシング〉&
〈フィジカルディスタンシング〉は
いかがでしょうか?

どのように巣ごもり
あいや外出自粛をなさっておられますか?
なにか発想の転換はありましたか?
よい知恵がありましたら
ひつじかいにも教えてくださいな。

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