『星の王子さま』の読書感想文「題名」は何てつけたらいい?

笑う星 童話・ファンタジーほか

こんにちは、もりのひつじかいです。

今日は
フランスの作家サン=テグジュペリの
『星の王子さま』について
読書感想文を書いたらどうなるか
というローアングルから
もう一度この物語を
見つめ直してみたいと思います。

砂漠

今回用いるテキストは
倉橋由美子訳/文春文庫/2019年です。

『星の王子さま』の読書感想文を
書くとするならば
どんな題名をつければいいのか
というQ&Aからスタートして
最後にひつじかいが実際に
読書感想文を書いてみたいと思います。

もしかしたら
このようなアプローチを試みることで
子どもの目線で、この名作に迫ることが
できるかもしれません。

なんだかとてもワクワクしますね。

あなたもご一緒に
チャレンジしてみませんか。

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題名を先につけてしまおう!

読書感想文に限らず
こういった類の文章ものでは
「題名は後からつけなさい」というのが
セオリーなんでしょうが
最初に題名をつけてしまって
そこから書き出す!というのも
「あり」ではないかなと思います。

『星の王子さま』というお料理は
すでに目の前に並んでいるわけでして
あとはどんな順番で味わうか
というだけのことですから
最初に題名をつけてしまっても
問題はないのだと考えます。

むしろ最初に題名をつけてしまうことで
どのお料理を主題に据えるか
肚が決まるのではないでしょうか。

ということで
ひつじかいが考えた
『星の王子さま』読書感想文の題名は
次のとおりです。
(すべてヒラメキです、あしからず。)

①「星の王子さまが教えてくれたこと」

②「キツネが伝えたかった2つの名言」

③「ぼくにだってヒツジが見えるよ!」

④「『大人は分からない』に断然共感!」

⑤「子どもでいるって大事なことなんだ」

⑥「バラの花に対する責任とは」

⑦「星の王子さまの星は
  どうしてあんなに小さいの」

⑧「星の王子さまからの贈り物」

ヒトデ

その題名でいけるかどうか考える

「星の王子さまが教えてくれたこと」
 というのは
 あまりにも範囲が広すぎますので
 この題名を選んだ場合は
 物語の全体を総括的にまとめるのか
 それともある部分にフォーカスするのか
 さらに選択する必要があるでしょう。

「キツネが伝えたかった2つの名言」
 この題名で読書感想文を書くのならば
 ※前にひつじかいがお伝えした内容を
 簡潔にまとめれば大丈夫ですね。

 ※前の記事は
  次のリンクから確認いただけます。
 『星の王子さま』重要名言!キツネが伝えた2つの言葉  


「ぼくにだってヒツジが見えるよ!」
 ヒツジと箱のエピソードを軸に
 オリジナルな体験を交えながら
 「心で見ることの」おもしろさについて
 書いてみましょう。
 

「『大人は分からない』に断然共感!」
 星の王子さまは地球を訪れるまでに
 6つの星を訪問していますが
 いずれの星の「大人」も
 子どもにいわせれば「わからない!」
 ということになります。
 そういう意味でもこの題名は
 子どもたちの共感を得られるはず。

「子どもでいるって大事なことなんだ」
 この題名で書ける子どもは
 それほど多くはないかもしれません。
 でも
 こんな大人びた子どもがいても
 いいのではないでしょうか。

「バラの花に対する責任とは」
 これは物語に登場するキツネが
 王子さまに伝えた言葉です。
 この言葉を大人の理屈ではなく
 子どもの感性で解き明かしていけば
 おもしろい読書感想文が
 できあがるのではないでしょうか。

「星の王子さまの星は
  どうしてあんなに小さいの」
 物語をていねいに読み込んでいくと
 この問いの結論がみえてくるはずです。
 それをまとめてみるのもいいでしょう。

「星の王子さまからの贈り物」
 この題名で読書感想文が書ければ
 『星の王子さま』という物語の核心に
 たどり着くことができるのではないかと
 考えます。

そこで 次のセクションでは
ひつじかいが子ども心に還って
⑧「星の王子さまからの贈り物」
という題名で、実際に
読書感想文を書いてみたいと思います。

「星の王子さまからの贈り物」

「星の王子さまからの贈り物」って何
と聞かれて
直ぐに答えられる人はまれだと思う。
なぜなら
きっとそれは
王子様のように純粋で傷つきやすくて
たぶん
「目には見えない」ものだから。

ぼくもいろいろと想像してみる。
すると
あれかな、これかなと
それらしいものを思いつく。

たとえば
大人の目で見ていては
「箱の中のひつじ」を
見ることなんかできないよっていう
あの話しがそう。

それから
ぼくたち人間が追い求めているものって
じつはたった1本のバラや
ほんのひとすくいの水の中にあるんだ
なんていう話しとかも。

あとは・・

 

笑う星

物語の終わりのほうで
星の王子さまが
「ぼくも今日家(星)に帰る」と
物語の語り手である〈きみ〉に
告げるシーンが出てくる。

ここに
とっても大切な贈り物のことが
書かれているとぼくは思う。

 

その部分は本ではこうなっている。

きみが夜、空を見上げると、
あの星の中の一つに
ぼくが住んでるんだから、
その星の中の一つで
ぼくが笑ってるんだから、
きみにとっては全部の星が
笑っているようなものだ。
きみは笑ったりすることができる
星を持つことになるんだよ。

倉橋由美子訳『星の王子さま』
139ページから抜粋


王子さまからの贈り物とは
ずばり
この「笑ったりすることができる星」
のことではないのだろうか。

ではなぜ
この贈り物を〈きみ〉にするのか?

それは、王子さまと〈きみ〉とは
「ともだち」だから。
王子さまが笑えば
「ともだち」の〈きみ〉も
王子さまと一緒に笑いたくなる
はずだから。

この贈り物は
キツネが告げた2つ目の言葉
「飼いならしたものに対して
 どこまでも責任がある」
に呼応するものだと思う。

友だちを探すために地球にやってきた
星の王子さまにとって
友だちとは
ぼくたちが考える以上に
大切なものなのだということがわかる。

残念なことに
ぼくは〈きみ〉じゃないので
「笑ったりすることができる星」
は持っていない。

でもきっといつか
そんな星を持っているともだちと
めぐり会うことはできるはず。

それとも逆に、ぼくが
そんな星をあげることだって
できるかもしれない。


そんな期待に胸がふくらむ。
そんな勇気がわいてくる。


これもきっと
「星の王子さまからの贈り物」
なんだと、ぼくは思っている。

(おわり)

つゆ

 

あなたも
読書感想文というスタイルを借りて
『星の王子さま』という物語を
アウトプットしてみてください。
新たな発見があるかもしれません。

 

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