藤野が『にじいろカルテ』のロケ地に!あの〈森の守護神〉も登場

にじいろのシャボン玉 絵本の美術館・童話館ほか
『にじいろカルテ』に登場

こんにちは、もりのひつじかいです。

ひつじかいは
いまはテレビを持っていませんので
相模原市藤野地区が
高畑充希さん主演のテレビドラマ
『にじいろカルテ』(テレビ朝日)の
ロケ地になっていたということを
最終回まで知りませんでした。(汗!)


藤野ロケでは
「にじいろ商店」と呼ばれている食堂が
登場したり(実際は別の名前です。)
ひつじかいがシリーズでお伝えしている
現代彫刻の数々が取り上げられたりと
日ごろ見慣れている小景が画面で見れて
けっこうワクワクしましたね。



ということで今回の藤野の彫刻めぐりは
ドラマ『にじいろカルテ』に登場した
現代彫刻及び現代アートの中から
3つの作品をご紹介いたしましょう。

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次は〈森の守護神〉で~す!

写真は
彫刻家・佐光庸行(さこうようこう)氏の作となる〈森の守護神〉です。

解説プレートにはこう記されています。


 藤野の自然を大胆に切り取り、
 石の素材でシンプルに、
 しかもダイナミックに表現している。
 樹木の生命感あふれる姿を想像させ、
 また、DNA(染色体)の遺伝子をも
 連想させるこの作品は、
 過去から未来へと、
 自然のたくましさを語り伝える。

「次は〈森の守護神〉
 〈森の守護神〉で~す!」


ドラマ『にじいろカルテ』では
この彫刻の真ん前に

「森の守護神」という名前の
バス停があることになっていますが
残念ながらほかの名前がついています。

でも
こんな名前のバス停があったら、きっと
降りて鑑賞したくなってしまいますよね。


この彫刻を子どもたちは「ねじれ棒」と呼ぶ

彫刻家が夢想する守護神は
具象とも抽象ともつかない
このような不可思議な「お姿」を
なさっていらっしゃるのです。


ちなみに
この彫刻の近くには小中高一貫校の
初等部&中等部がありまして
そこの子どもたちはこの守護神を
「ねじれ棒」と呼んでいるそうです。


「ねじれ棒」
それはそれで実にシンプルな命名ですが
つらつらと彫刻を眺めていますと
「ねじれ棒」以外にはないというような
そんな気持ちにもなってきます。



作品とは
ひとたび作者の手を離れてしまえば
その意図からも遠く離れ
いずことも知れず漂い続けていくものであるのだということを
このエピソードは語っています。


では、あなたならなんと呼びますか
こちらの守護神を?

ドローンが鳥観した〈射影子午線〉

ドラマ『にじいろカルテ』最終回の
ロケ地のひとつとして
彫刻〈射影子午線〉が設置されている
山あいがチョイスされていました。

その山あいの道を
ローカルバスが走っていくのです。


このシーンではドローン撮影が
採用されていましたね。


そうして鳥の目で俯瞰されていたのが
藤野彫刻群の中でも
ひつじかいの一番のお気入り
〈射影子午線〉です。


現代彫刻〈射影子午線〉

この彫刻の作者は加藤義次氏。

解説プレートに記された
彫刻家のコメントは・・・


 楕円球状パイプから
 1988年10月の天空を望めば、
 火星が見えるように設置されている。
 ユークリッド幾何学の曲線は楕円、
 双曲線、放物線の三種類構成され、
 射影空間の中に
 宇宙の広がりを構成している。

一読しただけでは
何を言っているのかよくわかりませんが
1988年の10月の火星を
この彫刻はロックオンしていた!
ということくらいはわかります。


つまり
1988年10月時点の火星の位置を計算し
彫刻(パイプ)の向きを設定してある
というのです。

いまは2021年ですから
1988年は23年も前のことです。

1988年の10月は
二度と巡ってはきませんので
この彫刻のパイプには
二度と火星は映らないのです。



何という究極の一回性。
何という壮大な無駄遣い!


まさにそのところがひつじかいには
たまらなく愛おしいのです。


この誇大なビジョン(彫刻)が、まさか
『にじいろカルテ』に登場するなんて!
何という感動でしょうか。

1988年10月という一回性は、やはり
無駄ではなかったということでしょうか?

山に見つめられるということ

造形作家・高橋政行氏の〈山の目〉。
わずかに撮影アングルを変えると
微妙に意思(ニュアンス)が変化します。

現代アート山の目1
現代アート山の目2

現代アート山の目3

ふだんは山を見ている
(つもりになっている)私たちですが
こうやって山から見つめられると
なんだか少し戸惑ってしまいます。


このオブジェも
『にじいろカルテ』に登場したそうです。
(最終回には出てきませんでしたけど。)


高橋氏はほかにも〈緑のラブレタ-〉

巨大な緑のラブレター

横17メートルの〈緑のラブレター〉

「緑のラブレター」を近くで見ると・・・

近くで見ると、指の部分が確かにみどり・・


という巨大なオブジェを制作しています。
藤野の彫刻群の中ではこのラブレターが
一番有名かもしれませんね。

『にじいろカルテ』のロケ地藤野も
ドラマに登場した数々の彫刻ともども
また少し
世間に知られることになったみたいです。


彫刻にとって
それはいいことなのかもしれません。
なぜなら彫刻は
人に見られることで存在し始める
そんな稀有なアートであるはずですから。


☆こちらの記事も、いかがですか?


現代アートは難解?でも簡単にわからないところが面白い!
(藤野彫刻めぐり・その1)

藤野の彫刻めぐり第二弾!三梨伸『両側の丘の斜面』
(藤野彫刻めぐり・その2)


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