絵本にも印税の相場はあるの?ちなみにひつじかいは8%だよ!

ひつじかいの印税は8% 絵本づくりABC
8%は高いか安いか?

こんにちは、もりのひつじかいです。

 

ひつじかいにとって初の著作ともなる
絵本の出版が決まり
ストーリーが確定し

途中

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い
2か月間の中断をはさみ・・・

今年(2020年)の11月上旬という
発行時期が決まりました。
現在は絵(イラスト)の完成に向けて
着々と制作を進めています。

絵本が発行されたあかつきには
販売促進(いわゆる販促)という
最大の試練が待ち受けているわけです。

販促に関するトピックをお伝えする前に
今回は、著述家にとって最も関心が高い
「印税」について、ひつじかいの現状を
お伝えしておこうと思います。

出版をお考えのあなたには
参考になる話題ではないでしょうか。

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ひつじかいは8%で契約

ひつじかいが出版社と取り交わした
契約書によりますと
絵本の販売でいただける印税は

(契約書では「著作権使用料」と
 なっています。)

市販実部数1部あたり
本体価格の8%の著作権使用料に
消費税等を加算した額

ということになります。

「印税の相場はおおよそ10%くらい」
と前に聞いたことがありましたので
正直なところ少しショックでした。

しかし、おそれおおくも出版社には
8%の根拠を問いただすことは
できませんでした。

(駆け出しの新人だから?)

(小説とかノンフィクションではない
 絵本というジャンルだから?)

(それとも出版社がケチっているの?)

などと
素人考えであれこれ憶測してみましたが
本当のところははっきりしません。

そこで
いろいろと調べてみたわけです・・・

すると
あらまし次のようなことが分かりました。

*印税(著作権使用料)については
 たしかに10%というところが多いが
 出版社によって大きくバラツキがある。

*下は3~4%というところから
 上は12%というところまで、まちまち。

*印税は出版社の経営状況や
 出版形態によっても変動する。

*出版不況といわれる今日にあっては
 印税は10%以下と覚悟すべき。

 

とあり

8%が必ずしも悪い数字ではない!

ということが分かりました。

今回は4%だって!?

ところがよくよく考えてみましたら
今回ひつじかいが出版する絵本は
絵を担当する画家さんとの「共著」
ということになりますので
当然印税につきましても
その方と分け合わなければなりません。

絵本を読む子ども

これがアメリカであれば
絵本はストーリーが重要との認識があり
印税の配分もその考えに従っていますが
日本の慣習では「折半」が基本
だそうですから
ひつじかいの取り分は
4%ということになります!

絵本の出版化に向けた
最初のころの打ち合わせの中で
絵本出版社の担当者さんが―

「絵本だけで食べていこうとは
 思わないでくださいね」

と言っていた本当の意味が
ここでようやく理解できたのでした。

しかも第2刷から?

今回の絵本の出版契約書には
さらにショッキングなことが
明記されています。

それは印税の発生時期に関する事項です。
契約書にはこうあります。

著作権使用料は
初版の発行部数を超過した分から支払う。

つまり―

初版で1,500部刷ったとするならば
1,501刷目から著作権使用料が発生する
ということであり、もしも仮に
初版だけで終わってしまうようなことが
あれば、当然印税はもらえない
ということになります。

出版社によっては
当初から印税を払ってくれるところも
あるようですが
その場合は部(%)が低くなるようです。

いずれにしましても
「増刷」に向けた取り組みというのが
重要になってくるわけです。

そのためには
まずは初版を売り切る!
ということになります。

発売後の1~2か月が勝負!

初版を売り切る!ことは大切ですが
その前にもっと重要なことがあるよと
出版経験者の先輩が教えてくれました。

それは―

「発売後の1~2か月が勝負!」

ということだそうです。

この間の売れ行き状況をみて
増刷の可否が決定されるというのです。

すべてのジャンルの出版物に
このルールが適用されるのかどうか
それは「出版社のみぞ知る」ことでは
あるわけですが、どうやら
時間をかけてでも初版を売り切ればよい
ということではないらしいのです。

ふう~。

 

とにかく初めての経験というのは
先が読めないことばかりです。
今時分の空模様と一緒です。
降ったり止んだりで
予報は当てになりません。
まるで、人生のようですね!

災害をもたらすような
荒梅雨だけはごめんですが
先が読めない人生(梅雨)というのも
それはそれで
なんだかわくわくしてきませんか。
少なくとも退屈はしませんよね。

え?
あなたはそうは思わないって?
やっぱり安定が一番ですか。

異論!

反論!

オブゼッション!

あなたのご意見はいかがでしょうか?

 

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