絵本の出版が叶ったのもみんな「かみさまのおくりもの」?

神社のひしゃく 絵本づくりABC

こんにちは、もりのひつじかいです。

「かみさまのおくりもの」
正しくは
『かみさまからのおくりもの』という
息の長い絵本がありますが
今日はそのレビューではなく
絵本の出版にまつわる
ひつじかいの不思議な体験について
お話ししたいと思います。

ひつじかいは昔から神社が大好きで
近隣の神社をたびたび参拝しています。

それらはたいてい

地元のひとたちしか知らない

こじんまりとした神社です。

でも
それがいいのです。

他の参拝客もほとんど見かけませんので
いつでも神様をひとりじめできますから。

神社社殿

そういうあなたにもきっと
「小さいころには」素敵な神様が
いらっしゃったのでしょうね?

え? 

今でも?

へえ~、それはいい!

今日はそんな神社の神様について
ひつじかいの絵本出版にもつながる
不思議な体験をお話ししたいと思います。


これって
ひょっとしたら
「かみさまのおくりもの」?
ではないかなと
ひつじかいはちょっぴり
期待しています。

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おや?絵本出版化の話しが動き出したぞ!

絵本の出版に向けて
再度挑戦してみようと思い立ったのが
昨年の5月。
とある絵本コンテストの
ストーリー部門にエントリーしたのです。

その後頻繁に神社を訪問しています。

「神頼み」といわれてしまえば
それまでですが
どうやらひつじかいは
境内のあの清らかな空気感に
惹かれるみたいなのであります。

朱色に塗られた鳥居の手前で一礼。
参道の中央を歩かぬよう気を配り
社殿前で一礼。

あらかじめポケットに用意した
賽銭をしずかに投じ
やや遠慮ぎみに鈴緒(すずお)をつかみ

鈴緒

本坪鈴(ほんつぼすず)を
おごそかに鳴らします。

二礼二拍手一礼

ゆっくりと両手を胸の前まで戻し
あとはその日の「頼み事」を
ひとつふたつ申し述べ
物事が成就したときの御礼と
日ごろの感謝をお伝えし
再び礼を尽くして境内を辞すわけです。

 

あれは6月のことでした。

アパートを出て
野菜の無人販売所をちらちらのぞき
お気に入りの散策コースをたどりながら
通いなれた境内に入っていきました。

いつものように礼をし
いつものように参道を歩み
いつものようにポケットから取り出した

お賽銭を・・・

「あれ?」
と思いましたね。
「何か変だな?」って。

でもそのまま
お賽銭を賽銭箱に投げ入れて―

そこでようやく気がついたんです。

箱の中が丸見えになっているって!

落ち着いてあたりを見回すと
箱の周りには小銭がばらまかれています。
いったいこれは何の座興かなって
思いましたよ、最初は。

ところが

賽銭箱の脇の蓋が壊され
南京錠がころがっていて―

やっと事態が飲み込めました。

これは賽銭ドロボー?の仕業だって!

どうしよう?
誰に言えばいいのかな?
こっちへ越して来たばかりで
氏子さんの顔なんて知らないし・・・。

それにしても何か妙だな
小銭をばらまいていくなんて・・?
はは~ん、お札だけを抜き取ったのか!

どうしよう?
このまま帰っちゃおうかな
たぶん誰か気がついてくれるよね?

あの~・・神様
このまま帰ってもいいですか?

(沈黙・・・。)

そりゃそうだ
神様が何か言うわけがないや。

駐在さんに届け出るのがいいかな
とは思ったのですが
どうも駐在さんは苦手!なので
アパートの大家さんに電話をして
見たままの状況をお伝えしました。

結局駐在さんから
後で電話がかかってきて
話しの流れで
足繁く神社に通っているということを
お話しすることになり-

「では、一昨日は、特に変わった様子は
 なかったのですね?」

などと聴かれ

「はい、ありませんでした!」
と、自信たっぷりに答えていました。

駐在さんのお話しでは
あの神社の賽銭は
たびたび被害にあっているのだそうで
「昨年も5万円くらいはやられた」
と氏子総代が話されていたのだとか。

それにしても
見て見ぬふりをしなくてよかったなと
ひつじかいは胸をなでおろしたのです。

それからひと月もしないうちに
コンクールの主催者から手紙が届き

そこには

「あなたの作品の出版化を
 前向きに検討したい云々」の文言が
記されていたのでした!

え?絵本の出版契約成立だって!?

こうして
絵本コンクールの主催者が仲立ちとなり
ひつじかいのエントリー作品の
出版に向けたプロジェクトが
粛々と動き始めたわけです。

しかし

世の中そんなに甘くはなく
絵本についても同様であり
検討を重ねるうちに
当初のお話しとはかなり方向がずれ
ひつじかいの
※暗中模索の日々が始まりました。

※この経過につきましては
 こちらの記事に詳しく書いています。

そうしてとうとうエントリー作品は
書き直しを求められる事態に!

もやもやした気持ちをかかえたまま
いつしか足は神社に向かっていました。

いつものようにと・・・

あれ?
また?
賽銭箱がやられてる!
この前のときとそっくり同じだ!

補強しなかったのかな?
それにしてもあまりにも呑気だな。
でもそのおおらかさ・・
嫌いではありません。

神様
ご安心ください。
すぐにコーバンに連絡しますから。

ひつじかいは
前に一度話したことのある駐在さんに
電話を入れ、ことの次第を報告しました。

そんなことがあってから
10日ほどたったある日のことです
コンクールの主催者から
急ぎのメールが届きました。

あなたの作品は
まだ「出版会議」を通過してはいませんが
ひたむきなところに心ほだされ
あなたと商業出版契約を結ぶ内諾を
提携出版社から取り付けましたが

いかがいたしましょうか?

 

はい?

そんなこと急に言われても・・

しかし悪い話ではないし・・・

これは受けるしかないでしょう!

コンクールの主催者いわく
実力が未知数の段階で契約を斡旋する
というのは当社初の事例ということで
担当者はやや興奮気味です。

「未知数」の実力しか持ち合わせがない
ひつじかいではありますが
こうして商業出版契約の締結が
成就したのでありました。

冒頭で「不思議な体験」と言ったのは
このことです。

絵本出版にリンクする局面が動く前には
二度も続けて賽銭ドロボーが現れ
いずれもひつじかいが通報することに
なったわけでありましたから・・・。

神様を信じるか信じないかは
そのひとの自由意思ですが
本当のところはどうなんでしょうか?
神様って
本当にいらっしゃるのでしょうか?

これも
かみさまのおくりものなのでしょうか?

あれもこれも「かみさまのおくりもの」!

先ほども言いましたが
神様を信じるか信じないかは
そのひとの自由意思です。

でも

世間にはこんなにもたくさんの
「神様本」が出回っているって
あなたはご存じでしたか?

そのうちのほん(本?)の一部を
ピックアップしてみましょう。

赤い鳥居

『神様に上手に助けてもらう方法』

『神様と仲よくなれる!日本の神様図鑑』

『神さまとのおしゃべり
 ―あなたの常識は誰かの非常識―』

『ありがとうの神様
 ~神様が味方をする71の習慣~』

『神様との直通電話
 ~運がよくなる《波動》の法則~』

『「神様アンテナ」を磨く方法
 誰もが感じているのに気づいていない
 幸運のサイン』

『「あなた担当の神様」のみつけかた』

『自分の神様に目覚める方法』

『あなたの守護神教えます
 神様が教えてくれた縁結びのはなし
 直接きいてわかった良縁』

『祈り方が9割
 願いが叶う神社参り入門』

『神社に行っても神様に守られない人、
 行かなくても守られる人』

『やばいほど願いが叶い出す!!』

『神様とやるすごい運トレ』

このほかにも
神様が味方するお掃除術とか
断食の神様に教わった少食法とか
「神様」関連本は
優に100冊は超えるでしょうね。

神社に行かなくても守られる人がいる
というのは悔しいけれど本当でしょうし
神様と運トレまでできちゃうというのは
なんだかとっても愉快です。

Amazonを叩いてみるまでもなく
神さを信じているひとは
世間には結構いるみたいですね。

早く鈴緒のもどる日が来ますように

ひつじかいが何度目かに書き直した
絵本のストーリーが
編集長を「首肯」させた日
ひつじかいは早々に神社をめざし
御礼の報告にあがりました。

神社は
いつものようにひっそり鎮まりかえり
ほかに訪うひととてありません。

賽銭箱は・・・無事!でした。(汗!)

その賽銭箱の真上に吊るされた
年季の入った本坪鈴。

しかし

その鈴を振るための鈴緒は

ウイルスへの接触感染を避けるために

依然取り外されたままです。

神様
どうかこのウイルスから
人々をお守りください。

一日も早く

鈴緒の振れる日が来ますことを
お祈りいたします。

この日も神さまは
黙したままです。

しかしひつじかいは

どこか遠くからこちらを見つめる

やさしい目を感じながら

境内を後にするのでした。

老木の神様

神社だけに限らず
山にも
川にも
森にも
森の老木にも
神様はいらっしゃると
ひつじかいは思っています。

ひょっとすれば絵本の神様だって
いらっしゃるのではなかろうかと
ひつじかいは想像します。

真剣に絵本と向き合えば
絵本の神様が
願いをかなえてくれるのではないかと・・

 

そういうあなたはいかがですか?
神社の神様について
何か体験をお持ちですか?

「かみさまのおくりもの」については
どうでしょうか?

神様に対するこんな気持を
なんとか物語にできないかなと
ひつじかいの想像はふくらみます。

※あわせてこちらもお読みください。 
↓↓↓

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