そうか、企画を立てるってそういうことなんだ!出版企画書奮闘記

こんにちは、もりのひつじかいです。

 

今日は、このブログでも
たびたび取り上げてきました
「出版企画書」の作成に関し
またひとつ新たな気づきがありましたので
それをあなたにシェアしたいと思います。

 

過去の出版企画書に関する記事を
投稿順に並べてみました。
ご参考までに!

 

絵本作家になりたい!
〈出版企画書〉の書き方がポイントだって?

絵本を出版〈成功する著者〉になりたい!
ひつじかいセミナーを予約

ひつじかい3人の著者に出会う
〈出版企画書1Dayセミナー〉前編

著書執筆のための設計図?
〈出版企画書1Dayセミナー〉後編

 

こうやって書き出してみますと
ひつじかいは、ずいぶん出版企画書に
こだわっていることがわかりますね!

裏を返せば
それだけ
大切なものだということになります。

 

最初に考えた企画はこんな感じ・・

今回ひつじかいが参加した催しは
鋭意作成した出版企画書を
エージェントさんをはじめ
他の参加者さんの前でプレゼンし
公開でフィードバックをもらうという
ある種の合同勉強会ですね。

 

ひつじかいは
この出版企画書を
なんとかモノにしたいとの思いから
おっかなびっくり参加してみたわけです。

セミナー

 

 

 

 


今回〈まな板〉に載せた題材は
ライフワークとしている絵本ではなく
「人は死んだらどうなるのか?」という
未知系のテーマを扱う
いわゆる〈スピリチュアル〉と呼ばれる
ジャンルです。

 

ひょうたんから駒という諺もあります。

 

この出版企画書は
エージェントさんが想定する水準を
クリアーした段階(フェーズ)で
出版社紹介フォームへの登録が
申請できることになっていますので

 あわよくば出版社の目にとまり
 万が一オファーがきた場合でも
 対応可能なテーマで臨もうと

考えたうえでの選択です。

 

当初ひつじかいが組み立てた
出版企画書の大まかな論旨は
こんな感じでした。

 

【それを語る資格(前提)】

若すぎる息子の死を体験し
人の死とか
スピリチュアルへの関心が高まる。

 

→【意図・背景】

臨死体験をめぐる様々な書物や動画
体験談などから
死は必ずしもすべての終わりではなく
人の意識は亡くなった後も存在する
という思いを強くする。

 

→【ターゲット】

ひつじかいと同じように
子どもを自死や交通事故で亡くし
深い悲しみに沈んでいる父や母に対し

 

→【ねらい・目的】

ひつじかいが
息子との対話を通して知覚した
「死後の世界の様子」を伝え
哀しみの軽減化を図りたい。

 

→【類書との差別化】

死後の世界に関するスピリチュアル本は
あまた出版されているが
息子との対話を通してアプローチする
という関連本は皆無であることから
類書との差別化を図ることができる。

 

→【キャッチフレーズ】

対話によって解き明かされる死後の世界
「死はすべての終わり」ではなかった!

 

→【本のタイトル】

『Oyaji もっと自由に生きてよ!』

 

出版企画書作成後に〈類書〉を見つけてしまった!

ところが
これを作成した直後に
内容が極端に似通った類書を
見つけてしまったんですね!

 

その類書は
チャネラーを通して
やはり自死した息子とコンタクトする
というスタイルをとってはいましたが
ひつじかいが想定した概要と
あまりにも類似する点が多かったので
改めて論旨を
組み立て直すことにしたのでした。

蓮

そこで
こんなふうに改編してみました。

 

【それを語る資格(前提)】

幼いころに母親と死別するなど
死はいつも身近にあり
スピリチュアルへの関心が高かった。

 

→【意図・背景】

死後世界に関する様々な書物や動画
体験談などから
死は必ずしもすべての終わりではなく
人の意識は亡くなった後も存在する
という思いを強くする。

 

→【ターゲット】

純粋に死後の世界に関心があるひと
故人との間に
永遠に溶けぬわだかまりがあるひと
あるいは
来たるべき死におびえているひとに対し

 

→【ねらい・目的】

「死後の世界の詳細な様子」を伝え
死への怖れや
こころの負担の軽減化を図りたい。

 

→【類書との差別化】

死後の世界に関するスピリチュアル本は
あまた出版されているが
死後の世界を詳細に解説した関連本は
わずかであることから
ある程度は
類書との差別化を図ることができる。

 

→【キャッチフレーズ】

この1冊で死後世界の「サイトマップ」が
手に入る!

 

→【本のタイトル】

『死は終わりではなく始まりだった!』

 

としてみたのです。

 

この改編後の出版企画書に対し
冒頭でお伝えしたフィードバックが
なされたわけです。

その結果は-

 

想像以上に厳しいものでしたね・・・。

 

これでは「企画が立って」いませんね!

フィードバックでは
いくつかの指摘があったわけですが
それを一言で要約するならば

「企画が立っていない!」

ということになるでしょうか。

企画

 

【それを語る資格(前提)】

→【意図・背景】

→【ターゲット】

→【ねらい・目的】

→【類書との差別化】

→【キャッチフレーズ】

→【本のタイトル】

 

と連なる論旨は
一本のツリーのように
根から幹へと紡錘型に流れ
「あなたにしか語れない」独創性を
有していなければならいというのです。

 

しかるに
ひつじかいが提出した出版企画書は
各項目間の関連が希薄でまとまりがなく
論旨も非常に弱く
相手に訴えるものが何もない!
というのです。

むしろ

改編前の企画書の方が
多少荒削りではあったが
論旨が明確だった
「企画が立っていた」というのです。

 

なるほど・・・

たしかにその通りだなと

ひつじかいは思いました。

 

「息子の死」という
大きなモチベーションを外したことで
求心力が極端に低下してしまったのです。

息子の死を体験したひつじかい
だからこそ
伝えることができる語り口があり
それが
同じような体験をしているターゲットに
訴求するというわけです。

そしてその部分が
とりもなおさず個性(独創性)に
つながっていたのだというのです。

 

ひつじかいは
今回のこのフィードバック全体を通して
「八方美人的な」企画書ではだめだな
ということがよくわかりましたね。

見てくれは「かっこよく」なくても
何か引っかかるものがなければ
人のこころには響かないということを
改めて学び直したような心境でした。



つまり「企画を立てる」ということは
人のこころに響かせるために
「周到にレールを敷く」

ということなのだろうと思います。



講師を勤めたエージェントさんは
こんなことも言っていました。

 

本の編集者は忙しい。
その編集者の気を引くためには
論旨に一貫性と
必然性がなければだめなのです。
そうして何よりも大事なことは
「それはあなたにしか語れない」
ということなのです。



きっと
あなたにも
「あなたにしか語れない」ことが
あるはずですね。
それを見つけ出すことができれば
企画が立った出版企画書が書けて
出版のチャンスはぐっと近づくはずです。

 

 

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