絵本のストーリーボード(絵コンテ)を描いてみました!

こんにちは、もりのひつじかいです。

 

今日は
絵本のストーリーボード
&絵コンテづくりについて
ひつじかいの経験をシェアします。

 

ひつじかいはつい先ごろまで
自分はストーリー専門!だから
絵は描く必要がないと
かたくなに思い込んでいたわけですが
絵本出版に繋がるエージェントさんから

「絵コンテは必ず描いてくださいね」

と、キッパリ言われてしまいました。

 

エージェントさんはいったい
どんな考えから
それを言われたのでしょうか・・?

 

その前にストーリーボードってなに?

ストーリーボードとは
ストーリー全体の流れを
簡単な絵(絵コンテ)で示した

1枚の用紙(ボード)のことです。

 

たとえば
32ページ仕様の絵本をつくる場合には
見開き15カット分のマスが書かれた
ボードを用意します。

ここに、タイトル用の半分のマスと
奥付用の半分のマスを加えますので
実際のマスは全部で17となります。

 

ボードはせいぜい
B4版かA3版くらいの用紙ですので
1カットのスペースはごくわずかです。

この、ごくわずかのスペースに
その見開きで採用したいシーンを
簡単にスケッチするわけです。

 

各スケッチの下段には
そのシーンの主な下文を書き出します。
また、備忘しておきたいメモなども
書き加えておきます。

 

絵コンテ1カット1カットのスペースは
本当に小さなものですが
これが完成すると
ストーリーの流れを視覚的に
俯瞰することができるわけですね。

 

小さくて見えづらいかもしれませんが
ひつじかいが以前作成した
ストーリーボードの一部を
添付しておきますね。

ご参考までに。

ひつじかいが描いた絵コンテ

『あひるさんがとおりま~す』のオリジナル絵コンテ


ラフスケッチといわれるものは
このストーリーボードの1マスに描いた絵
つまり絵コンテを
想定している絵本のサイズまで拡大し
ある程度詳細に描き込んだものです。

 

つまりラフスケッチとは
絵本の「絵」の下書き
いわば初稿みたいなものでしょうか。

その下書きをつくるための資料が
ストーリーボードというわけですね。

 

絵本作家になりたいひつじかいは
ストーリー専門!
を表明していますので
絵を描く必要はサラサラ無いと
考えていましたが
かなり甘かったですねえ。

 

たとえストーリー専門!であっても
【絵本作家】を志すからには
「絵は描かなければならない!」
のだそうです。

 

絵コンテが必要な理由は・・?

その理由は
エージェントさんに言わせるとこうです。

 

「たとえば、ある見開きで
ひつじかいさんが
「こんなふうなシーン」
を想定していたとしますよね。

ところが
ストーリーをもらった
イラストレーターさんは
そのシーンを
「あんなふう」なイメージで
描いてしまうかもしれません」

イラスト

 

つまり
ひつじかいとイラストレーターさんの
イメージを確実にすり合わせるために
絵コンテが必要になるのだというのです。

 

なるほど
確かにおっしゃるとおりです。
どんなに下手な絵であったとしても
絵の持つ情報量は
言葉の何倍にもなりますので
ひつじかいのイメージを伝えるためには
絵コンテは必須だと理解できました。

 

理解できたら即行動に移すところが
ひつじかいの良いところ(笑)です。

 

ラフスケッチをものするために
まずはストーリーボードを用意!
と意気込み
見よう見まねで様式を作成してみました。

 

ひつじかいが作ったストーリーボードを
使ってみたいなという人は
次のPDFをダウンロードしてください。

オリジナルサイズはA4版ですので
あなたの欲しいサイズに拡大して
使用してくださいね。

pdfファイルストーリーボードはこちら!

 

どうにか
それらしいボードができましたので
以前公開させていただいた

『おつきみくださ~い』

ストーリーボードで描いてみました。

 

ストーリーボードのもう一つの役割

ほぼ完成に近づいたと考えていた
『おつきみくださ~い』でしたが
ストーリーボードでスケッチしてみたら
次のようなアラが見えてきました。

 

じつは
かなりショックを受けました・・。

 

*想定以上にストーリー展開が大人しい。

*動きのある絵(シーン)が少ない。

*同じような絵(シーン)が続く

*全体的に面白くない!(汗!)

 

ストーリーボードのラフスケッチ
=絵コンテは
もちろん作者(ひつじかい)の主観で
描かれています。

いくつか想定されるシーンの中から
「そのシーンを選び取っている」のも
作者の主観であるわけです。

 

ストーリーボードに動きが少ない
メリハリがないと感じたら
絵(シーン)を入れ替えてみても
いいのかもしれません。

 

似たような絵(シーン)が続く場合も
同様ですね。

 

ストーリーの展開が大人しく感じられる
という場合は
思い切って
選定した絵(シーン)に相応しい下文に
書替えてみる勇気も必要かもしれません。

 

しかし
全体的に面白くない!
ということになってしまったら・・?

(現にひつじかいは
そう感じてしまったわけですが・・。)

そのときは、どうしましょう?
困りましたね・・・。
もう一度練り直しでしょうか?

 

などと
あれこれ考えておりましたら
一つだけ
手があることに気がつきました。

 

それは、こんな感じです・・・

 

→このストーリーは
お月見の日に
月の使者とも幼稚園の使者とも知れぬ
2羽のうさぎと邂逅(かいこう)する
というもの。

 

→もともとファンタジー的な性格
幻想的な色合いが強い作品であるはず。

 

幻想

 

→であるならば
幻想性を高めるようなイラストに
ストーリー全体(絵+ストーリー)を
アレンジしたらどうなのか?

 

→ついては、幻想性を高められるような
絵(シーン)を選択してみる。

 

→そういう絵(シーン)が選択できない
(想定されていない)場合は
そのときに初めて
下文を書き替えてみたらどうなのだろうか。

 

などとひつじかいの思念は高速で回転し
かくして
『おつきみくださ~い』は
ストーリーボードを叩き台に
さらなるリライトに突入
したのでありました。

 

お話しが
かなり長くなってしまいましたが
ストーリーボードの作成を推奨する
もう一つの理由を要約するとこうです。

 

「絵本」というのは
絵と文とが一体化したものだから
ストーリーのみの作者であっても
絵を描いてみることでしか
「絵本」に近づくことができない。

 

ということですね。

 

「絵本」に近づくために
ストーリーボードを描くわけです。

たとえストーリー専門!の
あなたであったとしても。

 

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