モイモイ&キーリーだって?赤ちゃんが絵本を選ぶとこうなる!

お絵かき 絵本なんでもファイル

こんにちは、もりのひつじかいです。

今回は
「その絵本、だれが選んだの?」
ということについて
すこし掘り下げてみたいと思います。

あなたのおうちでは
絵本を選んでいるのは、誰ですか?

 やはり、そうですか
 お母さんですよね?

 え? ちがう? 

 だんなさん? それも違う?
 まさか・・・赤ちゃんが・・?
 

 いや~ 進んでますね!

その絵本、誰にとってのベスト○○なの?

どこまで正確な数字か
ということは保証でき兼ねますが
「よなよな書房」という読書感想ブログが
「絵本の売上ランキング」(日本国内版)
というのを公表しています。

それによりますと
堂々の第1位は
松谷みよ子さんの『いないいないばあ』
なんと
発行いらい
650万部を売り上げているのだとか。

(偶然入った都内の本屋さんで
646万部と書かれたPOP見つけました!)

そういうひつじかいの子どもたちも
この絵本には
随分お世話になったものです。
赤ちゃんの心理を的確にとらえた
良書ですよね。

つづく第2位は
予想どおりの『ぐりとぐら』
(なかがわえりこ作/おおむらゆりこ絵)
で、こちらは504万部。

このシリーズも
「永遠のファンタジー」的な
素敵な世界を描いています。
絵本に登場するパンケーキを
看板メニューにしている専門店
(ルサルカ自由が丘店など)まで
あるくらいですから・・。

そうして第3位は
これもやはり定番の
『はらぺこあおむし』(エリックカール)。
絵本に穴を開けてしまうという
大胆な発想で
世界の子どもたちをとりこにしました。

そのほかには
このブログにも何度か登場する
『てぶくろ』
(エウゲーニー・M・ラチョフ)

わかやまけんさんの
『しろくまちゃんのほっとけーき』

ロシアの文豪トルストイの原作になる
『おおきなかぶ』

せなけいこさんの
『ねないこだれだ』

『ぐりとぐらのおきゃくさま』

『三びきのやぎのがらがらどん』
(マーシャ・ブラウン)

ときまして
ひつじかいもレビューしたことがある
五味太郎さんの『きんぎょがにげた』

ここまでがベスト10というわけです。

さすがに
売れているだけのことはありまして
これらの絵本は
街の本屋さんの店頭では
たいてい「スタメン」ですよね。

店頭に並べば
目にもとまりますので
購入につながりやすくなります。

え、誰の目にとまるのかって?
もちろん「あなたの目」にですよ。
目にとまれば
欲しくなってしまいますよね。

あるいは
今参考にさせていただいたブログのような
ランキングサイトが
ほかにもたくさんありますので
古今東西を問わず
常に変わらぬ親心としましては
売れていないものよりか
売れているもののなかから
選びたくたくなるのは心情です。

だから・・

売れている絵本のベスト◯◯というのは
お母さん(数は少ないけれどもお父さん)
に売れているということであって

「赤ちゃんに売れているわけではない」

ということになります。

繰り返しになってしまいますが
絵本というのは
じつはお母さんが(一部お父さんを含む)
選んでいるのであって
赤ちゃんが直接選んでいるわけではない!
ということですね。

ママといっしょ

赤ちゃんは
当然お金も持っていませんし
一人で本屋さんに行くことも
ネットを開くこともできませんので
当たり前といえば当たり前のことです。

でも、ひつじかいは以前から
このことに何か
引っかかりを感じていたのです。
赤ちゃんの絵本ベスト◯◯と
いくらまわりが騒いでみたところで
しょせんは
「大人が選んだ赤ちゃんの絵本」
というだけのことじゃないのかな

ってね・・。

ところが

世の中というのは面白いものですね。
同じようなことを考えているひとが
いるんですね!

驚きました。

といいますか
いまごろこんなことを話題にしている
ひつじかいってホントに
「遅くれてるー!」

モイモイ? キーリー? 赤ちゃんと絵本を作っちゃう?

そのひとは
赤ちゃんに絵本を選ばせる
というところを飛び越して
赤ちゃんといっしょに

「絵本を作っちゃおう」

というところまで
突き抜けていますけれど・・・。

名前を
開一夫(ひらきかずお)さんといいます。

東京大学赤ちゃんラボで
「赤ちゃん学絵本プロジェクト」
という企画に携わっている
れっきとした研究者(教授)です。

「ブーバー・キキ」という
心理学の実験を応用して
赤ちゃんに
「モイモイ」という言葉と
「キーリー」という言葉を聞かせて
その言葉から

「赤ちゃんが連想している」

であろう世界を
絵本にしてしまったという
とてもユニークな教授です。

双子ちゃん

赤ちゃんの立場を尊重し
赤ちゃんといっしょに作り上げた
赤ちゃんのための絵本
だそうな。

これはもう
赤ちゃんが絵本を選ぶ
なんていうレベルをはるかに超えた
快挙!ですよね。

ちなみに「東京大学赤ちゃんラボ」
と検索すると-

「赤ちゃん大募集
 東京大学・開一夫研究室」

なる見出しがあって

赤ちゃんが発達していく過程で
必要不可な能力
たとえば感情・
コミュニケーション能力
テレビやロボットに対する理解・
「自分」と「他人」についての理解
などが
どのように獲得され発達していくのかを
科学的に調査しています。

との説明が付されています。
おそらく
ここで募集された赤ちゃんたちが
「モイモイとキーリー」を
想像してくれたのだろうと思います。

この「あかちゃん学絵本」というのは
シリーズ化されていまして
これまでに次の4冊が発行されています。

『モイモイとキーリー』
(みうらし~まる作/開一夫・監修/
ディスカバリー・トウェンティワン2017)

『もいもい』
(市原淳・作/開一夫・監修/
ディスカバリー・トウェンティワン2017)

『うるしー』
(ロロン作/開一夫・監修/
ディスカバリー・トウェンティワン2017)

『もいもいどこどこ』
(市原淳・作/開一夫・監修/
ディスカバリー・トウェンティワン2019)

NHKの「おはよう日本」をはじめ
「東大王」(TBS)や
「林先生が驚く初耳学」(MBS)
など多数のメディアでも
取り上げられたそうです。
あの林先生を驚かせたわけですから
『モイモイとキーリー』って
たいした絵本ですよね。

あなたも赤ちゃんに絵本を選ばせてみよう!

『モイモイとキーリー』の例のように
赤ちゃんに絵本を選ばせる
というような試みは
まだまだ始まったばかりです。

ということは
大概の絵本は
やはりお母さんが選ぶことになります。

あ、ゴメンナサイ!
もちろんお父さんもです!

一部ご批判もあろうかとは思いますが
赤ちゃんが
好き嫌いの判断を
はっきり表現できるようになったら
そのときは思い切って

「絵本を選ばせてみる!」

ということがあってもいいのかな
と、ひつじかいは考えます。

女の子

もちろん
毎回ということではなくて
赤ちゃんのお誕生日とか
クリスマスとか
そんな節目にということで
いいんだと思うのです。

『モイモイとキーリー』ではありませんが
もしかしたら
お母さんが
見向きもしなかったような
絵本を
赤ちゃんは手に取るかもしれません。
それはそれで
素晴らしいことではないでしょうか。

赤ちゃんはもちろんのこと
お母さんの世界観も
ふくらんでいきますよね。

残念ながらひつじかいには
絵本を開くような赤ちゃんも
「モイモイ」も「キーリー」も
いませんので
ぜひあなたに
トライしていただければと思います。

そうして
その顛末をお聞かせいただければ
うれしいです。

 

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