絵本づくりのプロがいう「子どものころの心持ち」ってなんだろう?

子どものころの心持ち 絵本づくりABC
子どものころの・・

こんにちは、もりのひつじかいです。

今日は
以前紹介させていただいた
絵本づくりのためのハウツー本

絵本をつくりた人へ

改定増補版『絵本をつくりたい人へ』

(土井章史著/玄光社/2018)


の中から
ひつじかいが一番気になるフレーズを
取りあげてみたいと思います。

→以前の投稿記事は

こちらからご確認いただけます。

プロの絵本づくりを目指す
あなたも
ここをしっかり押さえておけば
次のステップが
大きく変わってくるはずです。

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子どものための「お話しを考える前に」

該当するページはといいますと・・

第3章「実際に絵本をつくってみよう」
〈絵本をつくる前の作業を始めよう〉
ステップ1キャラクターをつくる
中の

「お話しを考える前に」

のところですね。
ページでいうと57ページです。

著者の土井さんはフリーの絵本編集者で
これまでに
300冊以上の絵本の企画編集に携わり
絵本をつくるためのワークショップを
30年以上も続けて開いているという
絵本づくりのプロフェッショナルです。

その土井さんが
子どものための「お話しを考える前に」
特に気をつけなければいけないことを
このパラグラフで語っています。

ご自身のワークショップの際にも
参加者に向かって
「何度も何度も言う」そうです。

曰く-

「読者は
4歳から6歳くらいの子どもです」

「やっと、お話しの世界に
入ってきてくれた人たちです」

子どもの笑顔

「だから
 そういう人たちへ向けて
 お話しを書こうというあなたには
 あなた自身が子どもだったときの 
〈心持ち〉を思い出して欲しいのです。」

と。

土井さんもおっしゃっていますが
思い出すのは「心持ち」であって
往時の「環境」ではないということです。

「環境」を思い出してしまうと
それは、子どものエンターテイメント
としての絵本ではなく
単なるあなた個人の
ノスタルジックな絵本になってしまう
というのです。

プロの言葉をひつじかい流に解釈すると・・

土井さんは
こんなふうに語っているのです。

あなたご自身の「絵本時代」を
思い出してみましょう。

そのときあなたは
なにを見ていましたか?
なにを感じていましたか?

世界はあなたの目に
どんなふうに映っていましたか?
空は?
星は?
そして、スイカは!?

あなたの心持ちは
爽快でしたか?
それとも・・

子どものころの三輪車

問われているのは「あなたの心持ち」
つまりは「気分」です。


だからあなたが
裕福だったとか貧しかったとか
都会にいたとか田舎にいたとか
家は持ち家だったとかアパートだったとか
その手の「環境」に
フォーカスしてはいけないというのです。

「環境」にフォーカスしてしまうと
それは
あなた個人の「思い出の絵本」に
成り下がってしまうから・・。

なるほど。
語り口はやさしいけれど
言っていることの中身は
「深奥」ですね。

さっそくひつじかいも
絵本時代を過ごしていたときの
「心持ち」を思い出そうと
トライしてみましたが
これが意外と難しいのです。

ひつじかい「子どものころの心持ち」を思い出してみる!

はじめに
「思い出」から思い出してしまうと
個人的な「環境」に
どうしても傾斜してしまいがち。

ですから、ここでは
その「思い出」に直面していたときの
「感じ」とか「風合い」。

「印象」とか「匂い」とか「肌触り」。

「湿度」とか「温度」とか
「音」とか「味わい」など
いわゆる五感(フィーリング)に
フォーカスしてみることにします。

では実際に
ひつじかいがやってみることにします。

◆ひつじかい5歳のころのこと

*「環境」にフォーカスすると・・

・母親が病気で東京へ転院
・父も出張で留守がち
・祖母とひつじかい、そして弟の3人で
 食卓を囲む機会が多くなった。
・そのころ猫を飼っていた。
・猫が家の中の空気を和ませてくれた。
・東京ではオリンピックが開かれていた。

*「心持ち」にフォーカスすると・・

・(母の見舞いで東京へ上京)
 →列車にわくわく。

 →初めて食べる駅弁にわくわく。

 →東京タワーに度肝を抜かれ

東京タワー

 

 

 

 

 

 



(ドアのガラスに激突して鼻血を!)

 →東京はワンダーランドだ!

 

・(祖母と弟と3人で過ごす)

 →おばあちゃんがいるから寂しくない。

 →弟といっぱい遊べて楽しい!

 →猫はぼくの子分だ!

 

・(アベベの活躍をテレビで見る)

 →裸足で痛くないのかな?

 →ぼくも裸足で走れるかな?

 →ここは石ころだらけだから痛そうだ。


こんな感じになるでしょうか。

やってみてわかったことは
5歳の子どもにとっては
母親が入院中で不在なことや
家族3人だけの食卓も
それほどネガティブには
感じていないということですね。

むしろ、そうした状況のなかにも
なにかしらの「おもしろさ」を
嗅ぎ取っているようでした。

つまり5歳の子どもというのは
見るもの聞くものが常に新しく
「わくわく」の方に忙しいので
大人が考えるほどには
落ち込んではいない
ということですね。

なるほど、そういうことか!
プロの土井さんがいう「心持ち」とは
こういう子どもの「気分」のこと
だったんですね。

要するに
絵本づくりを考えるときには
こうした「心持ち」になって
ノートに向かいなさい
ということなんですね。

ひつじかいは、またひとつ
利口になりました。

そういうあなたは
いかがですか?

 

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