絵本を出版!まだ伸びしろがあるってホントかな?

絵本の出版はまだ伸びしろがある 絵本なんでもファイル
伸びしろが・・

こんにちは、もりのひつじかいです。

今日は
出版不況といわれる
文化衰退の途上にあって
唯一絵本だけが成長を続けている
(まだ伸びしろがあるかも)

というお話しをしたいと思います。

これから、なんらかの形で
絵本に関わろうとしているあなた!
お聴き逃しなく。

広告

絵本の出版は進化している?

ここで唐突に
あなたにお尋ねします。

「絵本とは?」

絵本に夢中な子ども

すぐに答えられるというあなたは
ふだんから
「絵本とは何か」ということについて
考えている人ですね。

ひつじかいだったら
格好良く一言で定義をしてやろうと
力むあまり
即答できないかもしれません。

でも、しばらく考えたあとで
こう言うでしょう。

 絵本とは
 子どもに
 人や生きものの〈こころ〉について
 教えるための教科書だよ

って。

でも、さらに考えたあとで
こう付け足すでしょう。

 絵本とは
 子どもに
 世の中のしくみやルール
 道理や善悪などを教えるための
 物語だよ

って。

しかし、それでも満足できなくて
こんなことも言うでしょう。

 絵本とは
 子どもが、電車や自動車
 お花やお菓子
 地球や宇宙の成り立ちについて
 考えるための物語だよ

ってね。

ごめんなさい
調子にのりすぎました。

要するに何を言いたいのかというと
絵本とは
子どもをターゲットにした
〇〇についての物語だということです。

いいえ、そうではありません。


ひつじかいがそう思い込んでいた
ということですね。


絵本というのは、つまるところ
子どものためのものなんだって・・。

ところが
これが
全くの誤謬(ごびゅー)で
あるわけです!

絵本は今や
大人のためのもの
でもあるんです。

大人に
癒やしやこころの平安
気づきなんかをもたらすための
アイテムでもあるんです。

なんと絵本の出版というのは
まだ進化の途上にあるんですね。

ほかにもあるよ絵本の伸びしろ!

ひつじかいも
絵本の出版を検討していく過程で
「目からウロコ」的なお話しを
いくつもいくつもお聞きしました。

絵本の守備範囲が想像以上に広がっている
まだ伸びしろがある
というのもそのひとつでした。

絵本の伸びしろを探る

たとえば、現役の絵本作家は
こんな試みをしているのだそうです。

*子どもの絵本については・・


・本歌取り 
いわゆる古典と目される書物
(神話・童話・歴史書)のなかから
格好の「ストーリー」を抜き取り
これを全面的にリニューアル。

今風にちゃっかりアレンジして
新たな物語絵本として供給。

・マンガ仕様
こどもたちに親しみのある
マンガ風イラストを主体に組み立てた絵本。

今やたいへんな人気だとか。

・防水仕様
お風呂場やアウトドア(川や海)でも
使えるような防水素材で絵本をつくる。

「バスブック」
というジャンルがあるんです!
ご存じですか?

・おまけ付き
劇中歌ならぬ
物語に関連する歌を収録したCDを添付。

CD絵本(うた絵本)って呼ぶのだとか。
もちろん、大人向けのものもあります。

あるいは
スマホをかざすと音楽が流れ出す
バーコード付き!
まであるのだとか。


*大人の絵本については・・

・政治や社会的なテーマをモチーフに!
たとえば、戦争をテーマにした絵本
『地雷ではなく花を』(絵:葉祥明)
などが代表的なもの。


・写真絵本
災害などからの復興をテーマに
写真とCDをセットにした企画もあり。

・アーティストが、自身の活動の
 サポートアイテムとして制作し
 プロモーションなどに活用する。

どうですか?
探せばもっといろいろ出てきそうですね。

絵本は、絵本という枠を飛び越えて
大きく枝葉を伸ばしているんです。
まったくもって驚きですよね。

ひつじかいの古典的な絵本観など
嵐の前の木の葉のようなものです。

こういう現状でありますから
右肩下がりの出版界にあって
絵本の出版というのは
「唯一右肩上がりの成長を続けている」
というのもうなずけるかと思います。

絵本を商業出版したい
あるいは絵本の制作や販売に関わりたい
と考えている人にとっては
(もちろん、ひつじかいも含めて)
大きな伸びしろがありそうですね。


選択肢が多ければ
絵本周辺のビジネスに関われる可能性も
ずいぶんと高まりますからね。

え~と、最後になりましたが
これを書いているあいだに
絵本の定義をひとつ
思いつきましたよ。

いわく-

絵本とは
世界の愛に気づくための
前奏曲(プレリュード)

なんちゃって・・・


☆こちらの記事も、いかがですか? 

絵本作家になるための覚悟 出版に関する決断とお金について

絵本の出版って、そんなに甘っちょろいものではなかった!

もりのひつじかい「絵本作家になるための狭き門」について考える


 

タイトルとURLをコピーしました