原稿お見せしちゃいます!ひつじかい絵本ストーリーの書き方を公開

こんにちは、もりのひつじかいです。

 

ひつじかい初のリリース絵本
2020年10月9日に刊行した

『もりのしょうぼうだん』

もりのしょうぼうだん

店頭に並んでから
ほぼ3週間が経過しましたが
この間の動静はまったく分かりません。

 

それでも
Amazonの通販サイトを見ていると
ぽつぽつと売れてはいるみたいですね。
3人のカスタマーさんが
ボジティブな評価を寄せてくれています。

(うちレビューは2人!)

 

Amazonのカスタマーレビューは

こちらから ご確認いただけます。

 

ほんとうは、なんだか怖くて
実店舗(書店)さんに売れ行き状況を
たずねることができません。
できればこのあたりで、販促に
もっと攻勢をかけるべきところ
なんでしょうが
なんだか少し気が抜けたような状態です。

そこで今回は
そんな自分にネジを巻き直すためにも
絵本というかたちで世に放った
『もりのしょうぼうだん』に
もう一度立ち戻ってみたいと思います。

 

ひつじかいが

どんな形で原稿を仕上げているのか

手の内を全部お見せしちゃいましょう。

 

と、その前に
肝心の『もりのしょうぼうだん』の
ストーリーを
まだこのブログで公開していないことに

今、気がつきました!(笑い)

 

遅れ馳せながら
次にお示しいたします。
ご笑覧くださいませ。

 

やまかじようじん ひのようじん

木のアイコンもりのしょうぼうだん

 

〈見開き1〉

おしらせだよ おしらせだよ!

 

はるになりました。
やまかじの きせつが やってきました。
ことしは みんなのちからで
もりを かじから まもりましょう!

いっしょに しょうぼうだん
はじめませんか?

○月✗日あさ7時 こいけにあつまれ!
くまの まーくんより

 

〈見開き2〉

「みなさん きょねんのかじのときには
まちのしょうぼうだんが
たすけてくれました。
ことしは ぼくたちも このもりに
しょうぼうだんを 
つくろうとおもいます。

いっしょに やりたいひとは・・・
このゆび とまれ!」

 

「わ~い わ~い!」
「やろうよ やろう!」
おおぜいのどうぶつたちが いっせいに
まーくんのまわりに あつまりました。
なかでも いちばん ちいさな 
のねずみの ちゅうたは
いちばんおおきなこえで 
こういいました。

「まちのなかまになんか まけないぞ!」

 

〈見開き3〉

そこへ こんたが やってきました。

 

「やあ こんた きてくれたんだ!
うれしいな。いっしょに がんばろうね」
「ごめんよ たんた。
ぼくは まちのしょうぼうだんに
はいろうとおもってる。
だって あそこには りっぱな 
しょうぼうじどうしゃが あるから・・・。

それに・・・ことりや のねずみ ばかり
あつまったって かじなんて 
けせやしないもの!」

 

そういうと こんたは 
さっさと いってしまいました。

 

〈見開き4〉

「ひどいわ こんたったら・・・」

ひどいわコンタ

「ぼくたち なんのやくにも
たたないのかなあ・・・?」

 

〈見開き5〉

やまかじ はっせい!

やまかじ はっせい!

 

そんなことがあってから 
なんにちかたった あるひのごごのこと。
おにぎりやまで 
かじが はっせいしました。
もりのしょうぼうだん 
はじめての しゅつどうです!

 

いそいで あつまれ!

いそいで あつまれ!

 

〈見開き6〉

「あち! あちちちち」
「きをつけて!」
「さあ どんどん たたいて!」
「たたいて けすんだ!」

 

このとき まちのしょうぼうだんも
おにぎりやまから たちのぼる
しろい けむりを かくにんしました。

「まちのしょうぼうだん 
しゅつどうします!」

 

ウーウー

カンカン カンカン カンカン

 

〈見開き7〉

「ぼうや! ぼうや! どこにいるの? 
へんじをしてちょうだい! ぼうや!
ああ なんてことかしら このおくに
わたしたちのおうちがあるの。
ぼうやが まだ そこにいるのよ!
だれか たすけてちょうだい!」

誰か助けて

あなぐまかあさんが 
もえあがる おにぎりやまを みあげて 
さけんでいます。

 

〈見開き8〉

「よし それじゃあ ぼくがいくよ!」
たんたが 
いきおいよく とびだそうとすると 
まーくんが 「ちょっと まって」
と よびとめました。
ここから やまにはいれば 
あっというまに けむりに
まかれてしまう というのです。

 

いっぽう こいけまで やってきた
まちのしょうぼうだんは 
ポンプとホースを すばやく
つないでいきます。

 

「もくひょうは 
おにぎりやまの もり!
みずは こいけから とれ!
そうさ はじめ!」
「よし!」

「じゃま じゃま どいて どいて!」

 

〈見開き9〉

「おかしいな みずがでない わん!」
「ホースのかずを へらせば うまく
とぶはずだけど そうすると もりに
とどかなくなっちゃう にゃあ!」

 

あなぐまぼうやを さがそうと
ジエットシューターをかついだ 
こんたが もりのなかへと 
ふみこみます。

たんたも いそいであとを おいます。

そこへ ちゅうたが やってきて
みちあんないを はじめました。

「こっち こっち こっちだよ。
こっちなら だいじょうぶ。
さあ ぼくに ついてきて!」

 

〈見開き10

たんたとこんたは ちゅうたの
たすけをかりて ぶじに ぼうやを
たすけだしました。さあ あとは 
いちびょうでもはやく ここから 
にげださなければ なりません。
すると とつぜん おおきな きが
たおれてきました。

「あ あぶない こんた!」
「こっちだ こっち こっちへいこう!」

ちゅうたが けんめいに 
みちを さがします。

 

〈見開き11

「ああ ぼうや どうか ぶじでいて!」

「たんた~」

「こんた~」

「ちゅうた~」

 

「わあ あんなにたくさんの
ことりが とんでいく わん」
「いったい なにが はじまるのか
にゃあ?」

 

〈見開き12

「あれ なんだろう?
たんた なにか おちてきたよ」
「どうしたの こんた? え? あめ?」
「あめだよあめだ やったよ たんた!」

ちゅうたは くいいるように
そらをみあげています。

「よ~くみて! あれは ことりさんだ
ことりさんが ふらせているんだよ
このあめを!」

 

〈見開き13

ことりたちの はねからおちた
なんびゃく なんぜんという しずくは
まるで ほんものの あめのように
しずかに しずかにふりつづきました・・。

 

どれくらいの じかんが 
たったのでしょうか。
いつしか やまかじは きえていました。

 

〈見開き14

「ごめんね ちゅうた。
ごめんね ことりさん。
それからみんなにも あやまらなくちゃ。
あのときは 
ひどいことを いっちゃった・・・。
ほんとうに ごめんなさい。そして
たすけてくれて ありがとう」

「いいえ こんた 
おれいを いわなければ いけないのは 
わたしのほうよ。あなたは とっても
ゆうかんだったわ」

あなたは勇敢よ

そういうと あなぐまかあさんは
やさしく こんたを だきしめました。

 

〈見開き15

もりのしょうぼうだんと
まちのしょうぼうだん。
みんなの ちからをあわせれば
もっともっと つよくなれるんだって
ことに きがつきました。ふたつの
しょうぼうだんは これからも
なかよく きょうりょくしていこうと
おもいました。

 

やまかじようじん ひのようじん

やまかじようじん ひのようじん

 

おにぎりやまの やまざくらは
いまが まんかいです。

 

『もりのしょうぼうだん』の原稿はこう!

次に『もりのしょうぼうだん』の
オリジナル原稿をアップします。
ダウンロードしてお読みくださいね。

 

もりのしょうぼうだん原稿

 

これは出版社に提出したものと
同じ仕様ですね。

 

ひつじかいの原稿は
戯曲でいう「ト書き」
いわゆる状況説明を
かなり詳細に書き込んでいます。

ト書き

この部分があるから
「文」がこれだけで済んでいるのです。

(これだけといっても
 かなりのボリュームですが・・・。)

 

この「ト書き」のことを
絵本の世界では何て呼ぶのか
ひつじかいは知りません。
でも、そこは
「絵」にお任せする部分だ
ということくらいは、よ~く分かります。

 

そこは「絵」に任せるところだと

胸に落ちたところで

ようやく絵本のストーリー

「文」の書き方が理解できたのでした。

 

こんな
戯曲のような書き方をしているのは
ひょっとすれば
ひつじかいだけかもしれません。
そうだとしましたら、もちろんあなたは
真似をしちゃあいけませんよ!(笑い)

 

原稿というのは最終的には
「文」と「絵」の役割分担が
明確になればいいのではないかと
ひつじかいは思っています。

 

そんな観点から
ひつじかいの原稿をお読みいただければ
さいわいです。

 

 

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