こんにちは、もりのひつじかいです。
今日は、ひつじかいが
「絵本の出版化」に向けて
ブラッシュアップを行ってきた
『あひるさんがとおりま~す!』
の〈オリジナル版〉を公開します。
絵本の出版社に
【落ち穂拾い】的に拾っていただいたのが
こちらの作品になります。
今となっては遠い昔の話しになりますが
まだ息子が小さかったころ
このストーリーに登場する親子のように
湯船いっぱいに
色とりどりの船や金魚やあひるを浮かべ
愉快なバスタイムを過ごしたものです。
この作品は
そんな楽しかりし思い出への
リコレクション(追想)です。
しかし、残念なことに
「絵本の出版化」に向けて
これをリライトをする流れとなり
〈オリジナル版〉としての
出版の可能性は消えました。
*この経過につきましては
こちらの記事 で
詳しくお伝えをしていますので
関心がおありの方はご覧ください。
今は亡き息子との
メモリアルともいえるこの作品には
そうしたひつじかいの思い入れが
たっぷり詰まっているのです。
なお、この作品は
絵本コンクール当確ライン上の
【落ち穂拾い】的な尺度として
参考になるのではないかと思います。
ちなみに、作品の対象年齢は
2~3歳を想定しています。
『あひるさんがとおりま~す!』〈オリジナル版〉
1
しんちゃんは おふろが だいすき
ばしゃ ばしゃ ばしゃ
パパといっしょに
おふろに はいるよ
きょうは なにして あそぼうか?
2
あれ あれ あれれ
おふろは おふねで いっぱいだ
いろんな おふねが うかんでる
たのしそうに うかんでる
3
ゆら ゆら ゆら~り
あかい おふねが とおりま~す
ぶつかるよ ぶつかるよ
ふう! だいじょうぶ
4
おや おや おや
こんどはパパが
あおいおふねを だしてきた
はやいよ はやいよ
にげろ にげろ!
5
よ~し それじゃあね
きんぎょちゃんを だしちゃうぞ
つよいよ つよいよ
おふねなんかに まけないよ
6
あら あら あらら
むこうから
もしもしかめさん やってきた
おおきいなあ おおきいなあ
かくれなくっちゃ はやく はやく
7
うひゃ うひゃ うひゃー
たかいよ たかい よくみえる
あひるさんが とおりま~す!
どいて どいて
8
ぷか ぷか ぷか~り
おふねが みんな あつまった
かめも きんぎょも あつまった
うれしいなあ たのしいなあ
9
ぽか ぽか ぽっかぽか
おかおも からだも まっかっか
さいごに パパが とおりま~す
おおなみ こなみ かいじゅうだ!
おおなみ こなみ かいじゅうだ!
10
また あした
おふろで いっぱい あそぼうね
おふねで いっぱい あそぼうね
なぜその絵本は出版される必要があるの?
見出しに掲げた
なぜその絵本は出版される必要があるの?
というのは
絵本の出版に関する「3つのポイント」の
第一番ですね。
それを言われると
はっきりいって答えられませんね。
出版に至る事由が確かに希薄なんです。
亡き息子への追慕だけでは・・
あひるさんだけでは・・
ちなみに、3つのポイントとは
次の3項目を指しています。
◆何故その作品は出版される必要があるの?
→ 出版に堪えうる条件を満たしているか?
◆その作品を誰が読んでくれるの?
→ 購入してくれる人のペルソナは明確か?
◆作者はその作品を語るにふさわしい人?
→ 相応のプロフィールを有しているか?
じつは
このストーリーを書いていたときには
ひつじかいは
その「3つのポイント」なるものを
まったく知りませんでした。
そんなことにはまったく無頓着で
好きなように書いていたんです。
だから
リライトをやんわりと示唆された理由も
今ならよくわかります。
出版といいましても
商業出版ということですから
作者の思いだけでは
あひるだけでは
「3つのポイント」の第一番を
クリアーすることができないのです。
こういう現実を知っても
まだ
「絵本の出版化」に向けた努力を
続けますか?
ひつじかいはもちろん、YESです。
あなたは、いかがでしょうか?
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