これでいけるかな?絵本のアイデアを〈アウトプット〉!

アイデアをアウトプット 絵本づくりABC
アウトプット!

こんにちは、もりのひつじかいです。

絵本出版社担当者さんとの
2回目の面談の概要につきましては
すでにお伝えしたとおりです。

まだお読みでないという方は
→ こちらからご確認ください。

あの日は絵本のストーリー2本を携え
その場で担当者さんに読んでもらい
手応えを聞かせていただきました。

残念ながら、いずれのストーリーも
「出版企画会議」のテーブルに
乗っかることはできませんでしたが
それでも、今後の進むべき道が
ぼんやりと見えてきました。


面談の際にひつじかいは
このとき携えたストーリーとは別に
「まだ頭の中だけにしかない」
絵本のアイデア
について
ぶつけてみたんですね、思い切って。

今日はそのときの様子を
お話ししたいと思います。

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頭の中のアイデアですが聞いてもらえますか?

ひつじかいの頭の中には、いつも
これからお話しするような
絵本のアイデアやストーリーが

頭の中の無数のアイデア

ぐるぐる「渦巻いて」います。


それを担当者さんに聞いてもらうことで

なんだかアウトプットできたみたいです。
ストーリーが立ち上がってきたような
そんな感じがしましたね。

では、
そのひつじかいの
「頭の中だけにしかない」絵本のアイデア
お聞きくださいませ。

◇「クリスマスがとけちゃった?」

 パパが買ってきてくれた
 大事な大事なクリスマスケーキ!

「全部たべちゃったらクリスマスが
   終わっちゃう」と
 双子の兄弟はケーキの半分を
   明日までとっておくことにしました。

  ところが
  それはアイスでできていたのです。

溶けてしまったアイス

  あくる朝双子が起き出してみると
  至福のクリスマスケーキは・・

このストーリーは
ひつじかいの実体験を
モチーフにしています。
哀しくも懐かしいXmasの思い出です。

 

◇「あのひのごめんね」

 ず~と昔に誰かを深く傷つけて
 そのままにしてしまったことって
    ありませんか?

 ときには、あれから音信を絶って
 もう、何十年も会っていないとか・・。

    この主人公は(たぶん動物です。)
    そんな人生の一コマを清算するために
    意を決して相手の家を訪いますが
    すでに遠くへ引っ越してしまった後。

    あきらめきれない彼は
    引っ越し先までの長い旅へと
    出かけることにしたのですが・・

 

◇「たびはみちずれ」

 おばけになった3人のおばあちゃん。
 おばあちゃんたちが出会ったのは
 なんと、火葬場!

 「旅は道連れ死後(よ)は情け」

 ではありませんが
   3人のおばあちゃんたちは
 白い足袋をはかされ
 「あの世」とやらをめざし
   せつなくも可笑しい
 道行きをたどることになるのでした。

 

◇「ゾウガメにげた!」

 動物園の人気者ゾウガメ君が逃走!

 ゾウガメ君は以前から
    柵の向こうの世界を知りたくて
    たまらなかったのです・・。

 実はこのストーリーは
   実話を下敷きにしています。
   ゾウガメ君の捜索に
   懸賞金までかけられたこと
   覚えていませんか?

と、ざっくりこんなアイデアを
担当者さんにお話ししたわけです。

「ゾウガメ逃げた!」のアイデアは大受け!

まだ「頭の中だけにしかない」
アイデアでも、
それが秀逸であれば
「出版企画会議」に臨むことはできる!
そうでして
担当者さんは
案外熱心に聞いてくださいました。

(これは、心の声です。)

いまだ会議に臨めないひつじかいは
やっぱり
秀逸じゃあないって
ことなんだ・・・

ちなみに担当者さんの
各アイデアに対する反応は?
こんな感じでしたね。

◆「クリスマスがとけちゃった?」

「こっれって、まさか
 とけちゃったところで終わりっていう
 わけではありませんよね?」

「ご安心ください、子どもたちを
 がっかりさせたままではいけませんから
 パパが、ちゃんと考えています
 素晴らしいオチを」

「ああ、それならよかったです」

と、話しはここで終わりました。

◆「あのひのごめんね」

「これって『泣いた赤鬼』みたいですね」

「はあ?」

(これは、心の声です。)

『泣いた赤鬼』って、確か
そういう話ではなかったかと・・

◆「たびはみちずれ」

「スピリチュアルものっていうのは
 要は〈信じる〉か〈信じない〉かの
 二者択一の世界なんですよね。
 でも〈信じる〉人たちは大勢いますし
 そういうことを求めている人も
 たくさんいますよね。
 うまくまとめられれば
 出版企画会議に上げることも
 可能ですね」

「ええっ? 出版企画会議に・・?」

「はい!」

な、な、なんと
こんなアイデアだけで
出版企画会議にあげてもらえるだなんて
信じられない・・

しかし
うまくまとめる自信が・・

◆「ゾウガメにげた!」

逃げるゾウガメ


「ああ、これってなんだか
 映像が目に浮かぶようですね。
 ゾウガメは
 自分が思っているほど遠くへは
 行けないっていうところが
 ミソでしょうね。
 これは、うまく仕上げれば
 結構面白いものになりそうですね」

「ゾウガメには好奇心があったんです」

「ええ、わかります。わかりますがね
 ゾウガメは本当にわずかしか
 移動していなんですよ。
 そこに焦点を当てた方がなんとなく
 なんとなくいいような気が・・」

「なるほど・・」

実際はもっと細かなことまで話し合って
いますが
ざっくりとこんな調子で会話が進んで
その日はにこやかに終わったわけです。


「頭の中だけにしかない」アイデアを
アウトプットし終えたひつじかいは
なんだかとてもスッキリした心持ちに
なっていました。

まるで絵本のアイデアが
あっさり採用されてしまったような・・

(てなわけは全然ないのに!)

まとめ(話してみるだけでも価値がある)

ひつじかいの
「頭の中だけにしかない」
絵本のアイデアですが
思い切って担当者さんにお話ししたことで
だいたい次のようなことがわかりました。

*作者が面白がっているだけではダメ!

 →そんなに簡単に
  クリスマスは溶けやしない。

*話しの中身は違っても、似たような
 シチュエーションは混同されやすい。

 →主人公は心で泣いてはいるが
  赤鬼ではない。

*「都市伝説」などともいわれるが
 スピリチュアルにはそれなりのニーズが
 見込めるらしい。

 →主役が三婆であってもいいらしい。

*読み手(子ども&ママ)が興味のある
 アプローチ(アングル)を探すことが
 大切。

 →ゾウガメの好奇心に
  固執してはいけない。


さて、ここまで
ひつじかいの「手の内」を
ちょっぴりお見せしてきましたが
お楽しみいただけましたでしょうか?

今回の経験で
ひつじかいも、いい勉強になりました。

勇気を出して誰かに話すことで
アイデアの【ブラッシュアップ】に
つながる。

アウトプットというのは
頻繁に行った方がよい。

だから、あなたも
ひつじかいでよろしかったら
絵本のアイデアお聞かせください。

「『泣いた赤鬼』みたいですね」
 なんて
 決して言ったりはしませんから・・。


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