いろいろあるね〈猫絵本〉有名・無名にゃんとも素敵!

猫の画像を見つめる猫 絵本発想のヒント
いろいろあるニャア!

こんにちは、もりのひつじかいです。

今日は

布団の中でまどろむ猫

「猫の絵本が売れているらしい」
という話題を提供してみたいと思います。

あらたまってこんな話しをしていると
「ずいぶんおくれてるね!」
なんて、言われてしまいそうです。

でも、猫好きのひつじかいとしましては
たとえ周回遅れとなってしまっても
にゃんとか話しの輪に加わりたいのです。
どうぞ半分だけでもいいから
聞いてやってくださいな。

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「猫!」という絵本の切り口

猫の絵本の「有名どころ」といえば
佐野洋子さんの
『100万回生きたねこ』(講談社)
をはじめ

馬場のぼるさんの
『11ぴきのねこ』シリーズ(こぐま社)

片山健さんの
『タンゲくん』(福音館書店)などが
すぐに思い浮かびます。

あとはそうですね
『いたずらこねこ』(福音館書店)
なんていう翻訳ものの絵本も
以前から知られています。

ところでひつじかいは
東京の立川(たちかわ)
というところに用事がありまして
帰りに駅ビル(ルミネ)の本屋さんを
覗いてみたわけです。

お目当てはもちろん
絵本&児童書のコーナー。

リアル書店が
次々と姿を消していく中にあって
この本屋さんはかなり健闘している模様。

売り場の広さもさることながら
レジが10台もずらずら~り。

土曜日の午後とあって
お客様も長蛇の列ではありますが
レジの数が半端ないので
あっという間に順番がまわってきます。

そんな様子を横目に見ながら
絵本のコーナーを探しますと・・
あった、ありました。
しかも、おお!
かなりひろいです。
「充実していますよ」という〈匂い〉が
そこはかとなく漂っています。

絵本は、といいますと
予想に違わず
期待以上のラインナップです。
ああ、こんな本屋さんが
家の近くにあればなあ!

そんな嘆き節を唱えながら
目は素早く絵本の背表紙をチエック!
重要な絵本は一通り押さえているみたい。
それ以外にも取り揃えて欲しい絵本が
しっかりスクラムを組んでいます。

特におすすめしたいコーナーには

猫の鼻にねずみのイラスト

にゃ、にゃ、にゃんと
猫の絵本が並んでおりました。

そ、そうか
そういう切り口があったのか!

なんてうかつな、ひつじかいでしょう。

猫が好きだということを自称しつつ
猫の絵本を何冊も読んだことがあり
しかも
いつか「猫の絵本を書いてみたいな」
などと
ミーハー的な感慨にふけっているくせに
【猫という絵本の切り口】があることを
完全に見落としていました。

その特におすすめしたいコーナーを前に

しばらく呆然とたたずんでいたわけです。

絵本作家を志すものとしては
ずいぶんと間の抜けたお話しですが
あとでネットで調べてみたところ

「猫をモチーフとした絵本」
「愛らしい猫が登場する人気絵本15作」
「猫がかわいい絵本18選」
「猫好きにはたまらない絵本16選!」
「猫の絵本10選」

などなどなど
猫を切り口に
様々な視点から集めた
【有名・無名な猫の絵本】が
手際よく紹介されているのでありました。

厳しい眼差しで見つめる猫


しかし
「愛らしい猫が登場する~」
という視点から選んだサイトを除くと
取り上げている絵本はほぼ同じ〈さや〉に
収まってしまうみたいです。

ということは・・

本をチョイスしている人の感性が
かなり似通っているのか
はたまた
売りたい猫絵本

(ということはつまり売れている猫絵本)


ある程度限定されているのかも?
などと
空想にひたっておりましたら・・

『猫を愛する人のための猫絵本ガイド』
(さわださちこ著/講談社/2010年)
なるガイド本まで出版されていて

二度ビックリ!

さっそくひつじかいは発注しましたよ
この〈ガイドブック〉なるものを!
詳しい内容は
本が届き次第お伝えしますね。

で「特におすすめしたいコーナー」の件はどうなったの?

いやー、申し訳ございません!
すっかり話しが横道にそれてしまい
そのまま枝道に入り込んで
戻って来られなくなっていました。

とんだ失礼を、いたしました。

そうでしたね、そうでした。
ひつじかいはその
「特におすすめしたいコーナー」の前に
ひとりたたずんで
猫の絵本をながめていたわけです。

すると
先ほどお伝えしたような
いわゆる〈レギュラ-本〉に混じって
町田尚子さんという絵本作家の作品が
3冊も並んでいました。

それは-

『ネコヅメのよる』(WAVE出版/2016)
『なまえのないねこ』(小峰書店/2019)
※文は竹下文子さんが担当。
『ねことねこ』(こぐま社/2019)
というラインナップ。

猫の絵本を描かせたら
いま一番あぶらがのっている
町田さんの〈猫作品〉を
こんなふうに紹介するとは・・

 なかなかやるのう!

かくいうひつじかいは
なんといっても
『ネコヅメのよる』がお気に入り。

奇妙な顔で鳴く猫

彼らの
なんともいえない〈怪しげ〉な表情が
巧みに表現されていて
まさに絶妙。

それにつけても
有名・無名を問わず
猫絵本市場が
こんなにも活況を呈していたとは!

たまたま訪れた本屋さんで
猫の絵本を〈ガン見〉しなければ
こうした発見もなかったわけであり
リアル書店というのは
やはり必要だなと・・。

無名ではにゃいが『うちのなまくらさん』はいい!

ところで
忘れないうちにお伝えしておきますが
ひつじかいにとっての猫絵本といえば
やっぱり
『うちのなまくらさん』
(ポール・ジュラティ作/せなあいこ訳
/児童図書館・絵本の部屋)
でしょうか。

猫絵本『うちのなまくらさん』表紙

こちらは
Webサイトで推薦しているひとは
ほとんどいないという
「無名ではないが有名でもない」?
という絵本です。
しかし、心に残る1冊です。

こちらの絵本につきましては
またあらためて
レビューをしてみようかと思っています。
お楽しみに。

ということで
今日は偶然入った本屋さんで出会った
猫の絵本から
ひつじかいもすっかり忘れていた
『うちのなまくらさん』という猫絵本を
思い出すまでのくだりを
お伝えさせていただきました。

あなたにとっての猫絵本
なにかオススメがありましたら
ぜひ、ひつじかいにも
お聞かせください。

お待ちしています。


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