こんにちは、もりのひつじかいです。
今日は、旅先で訪れた
長崎〈祈りの丘絵本美術館〉
(子どもの本のお店童話館、実は書店)
をご紹介しましょう。
日本の津々浦々には
素敵な書店(本屋さん)が
きっとあることでしょう。
あなたのお気に入りの書店は
どこですか?
旧友たちとの再会
長崎市を訪れるのはこのときが2回目。
グラバー邸を再訪しようと
ゆるやかな坂道を上っていくと
道の脇に〈祈りの丘絵本美術館〉の看板。
右手の壁には「こどもの本の店童話館」
とも・・
目を転じると、敷地の奥に
八角形の、レンガ造りの建物が見えます。
その趣のあるメルヘンチックな雰囲気に
惹かれ
気がつくと
建物へと続く小道を辿っていました。
中に入ると
板張りのフロアーに木製の書架。
落ちついた「とてもいい感じ」のお店。
美術館はわかるけど、童話館って何?
とりあえず、店内をぐるりと視察。
あ、なんだ、絵本のお店か!
童話館と名乗るだけのことはあって
そのジャンルの本もなかなかの品揃え。
絵本と童話をあわせて
1万冊はあるみたい。
足は自然と絵本の書架に・・
いたいた、おなじみの顔ぶれ。
大型絵本
『いたずらきかんしゃちゅうちゅう』が
すぐに目に飛びこんできました。
それから
『はたらきもののじょせつしゃけいてぃ-』も。
『ちいさいおうち』
『せいめいのれきし』
と続き
バージニア・リー・バートンが
並んでいることに気がつきます。
『てぶくろ』
『しろいうさぎとくろいうさぎ』
『もりのなか』
『3びきのくま』
『よあけ』
そうして
『しょうぼうじどうしゃじぷた』!
君も君もいたんだね!
うれしいな。
息子が小さかったころに
何度も何度も何度も開いた
絵本たち。
50年以上も一線を張っている
ロングセラーたちの
どうどうとした風格
まぶしいばかりのオーラ
あたたかな包容力。
旅先の長崎で
グラバー邸へと向かう坂道にある書店で
懐かしい「旧友」たちとの再開を果たした
ひつじかいは
しばし時のたつのも忘れ
物思いにふけったのでありました。
2階は美術館になっています
1階のレジでチケットを購入し
2階へと上ってみます。
すると、そこは美術館になっています。
地元長崎出身の画家を中心とした
常設展のほか
企画ものとして
絵本の原画展が開催されていました。
この日展示されていたのは
外国人作家の原画。
かなり気取ったクロコダイルの絵。
ピンクや緑の色使いが鮮やかで
とても印象的です。
ひつじかいは前に一度だけ
その作家の絵本を
見たことがありましたが
すっかり名前を忘れてしまいました。
ごめんなさい。
でも、原画をこんなふうに
間近で眺めるのは久しぶりでしたので
繊細な筆使いに感銘を受けました。
原画が持つ力に
すっかり魅了されていましたのでー
この時ばかりはグラバー邸のことも
長崎ちゃんぽんやカステラのことも
すっかり忘れていましたね。(笑)
となりの街で絵本を探してみるのも、いいかも・・
こんなふうに
日常と少し離れたところで
絵本に触れてみると
ふだんは気がつかなかった魅力に
気づくことができるかもしれません。
もしかしたら
あなたが住んでいるとなりの街で
絵本を探してみるのもいいかも
ですね。
できれば
いつもは手にしない絵本を開いてみたり
子どものころに遊んだ「旧友」たちと
対話をしてみたりしながら・・。
いつかまた
長崎に行く機会があったら
〈祈りの丘絵本美術館〉
という書店に
ふらりと立ち寄ってみたいと思います。
今度はどんな絵本との
出会いがあるか
今から楽しみです。
あなたも
あなたの旅先で
素敵な書店を見つけてください。
そうして、できたらひつじかいにも
こっそり教えて下さいね。
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