こんにちは、もりのひつじかいです。
ひつじかいは現在
オリジナル絵本の出版を目指して
日々取り組みをすすめていますが・・
絵本づくりに近づくための
最初のきっかけをつくってくれた
コンテストの主催者(事務局)
から届いたアンケートに
次回も必ずエントリーします!
などとこたえてしまいましたので
その約束を守らなくてはと
必死にストーリーを考えました。
しかし
応募の締切を5日後に控え
オリジナル原稿がまだ一行も書けておらず
結局
このブログで
ブラッシュアップの事例に引いた
手直しすることにしました。
原稿の修正箇所はここ!
ストーリーボードを作成して
絵コンテを描き
再度中身をチェックし
最終的に32ページ用の作品に
仕立直しました。
主な修正箇所は次のとおりです。
*ストーリーを主とするスタイルから
「絵」を主とするスタイルに転換した。
*その結果、必要となる「絵」(シーン)
が生じ、見開きが3つ追加となった。
*おもちつきにまつわる
幻想的なシーンの充実化を図った。
*子どもたちの立ち寄り先のひとつを
動物病院からパン屋さんに変更した。
ひつじかいは現在
絵本や童話の各種コンテストに
17回連続落選!を続けています。
あまりうれしくない記録ですが
かといって
それほど悲観もしていません。
この17回の経験から
たくさんのことを学んできましたから。
さあ、いよいよ今回は
18回目のトライです。
とてもワクワクしています。
この絵本のオリジナル原稿がこれから
どのような経過をたどるのか
逐次レポートを続けますね。
あなたにも、ぜひ
チエックしてほしいと思います。
今回ひつじかいが挑むコンテストの概要
では、ここで
今回ひつじかいがチャレンジする
コンテスト(審査)の概要を
お伝えしておきましょう。
◇名前:第4回絵本出版賞
◇主催:絵本出版.com
◇部門:絵本のストーリー部門
※ほか3部門あり
◇締切:2019年11月10日必着
◇発表:2020年1月下旬ころ
※応募者全員に郵送通知
入賞してもしなくても
結果を郵送で通知してくれるというのが
嬉しいじゃありませんか!
入賞につきましては
*大賞(全部門から)1作品
→受賞作品の出版化&賞金20万円
*審査員特別賞(全部門から)1作品
→受賞作品の出版化
このほかに
・最優秀賞(各部門)1作品
・優秀賞(各部門)5作品
・奨励賞(各部門)10作品
が選ばれ
出版化に向けた支援を
行ってもらえることになっています。
ということは
各部門のベスト16に入れば
【出版の可能性】が
ぐっと高まるということですね。
ここが
ほかのコンテストと
大きく異なるところなんです。
ちなみにひつじかいは
必要事項を
インターネット応募フォームに記載し
データ送付でエントリーをする予定です。
この場合
PDFデータしか受付けてくれませんので
エントリーしてみたいなというあなた!
ご注意くださいね。
参考までに
「第4回絵本出版賞」公式サイトのリンクを
こちらに貼っておきますね。
では
『おつきみくださ~』のエントリー版
お読みくださいませ。
オリジナル原稿『おつきみくださ~い』(エントリー版)
□1
「うさぎさん おはなし しないね?」
ようちえん の かえりみち
なっちゃんが ママに いいました。
「ことりさんは
あんなに たのしそうなのに・・・」
「そうね どうしてかしら?」
ママにも わからないことが あるみたい。
□2
きょうは じゅうごや おつきみです。
おつきみといえば おかし でしょ!
えっ おかし?
そうですよ。
なっちゃんの いえの きんじょでは
おつきみのひに
おかしを もらえるの。
□3
ゆうがたに なりました。
いよいよ おつきみの はじまりです。
おねえちゃんは げんきよく
おとなりさんちに こえをかけます。
「おつきみくださ~い」
まってよ まって おねえちゃ~ん。
□4
えんがわには おばあちゃん。
すすきに おだんご
それから もちろん おかしもね。
「おつきみ どうぞ」
おまんじゅうの おすそわけ。
「ありがとう おばあちゃん」
おつきさま いただきま~す。
□5
つぎは どこへ いこうかな。
そうだ パンやさんを わすれていたわ。
「おつきみ くださ~い」
「こんやは とくべつ、おつきみパンですよ」
わ~い うれしいな。
はやく たべたいね。
□6
あ おつきさまが
くものかげに かくれちゃった!
なんだか しらない まちに
いるみたい。
□7
「おねえちゃん もうかえろうよ」
なっちゃんが しんぱいそうに
いいました。
「あのね ふくろが いっぱいになったら
かえるから・・・」
なっちゃんの これ
こんなに おおきいんだってば!
□8
おねえちゃんが かきねを まがった。
なっちゃんも いそいで まがるね。
あれ?
おねえちゃんは どこ?
どこにいるの おねえちゃん?
こっちかな?
このいえの おにわかな・・・?
□9
おにわに はいると
きゅうに おつきさまが かおをだして
きこえてきました
ぺったん ぺったんという あの おとが。
□10
よくみると 2わのうさぎが
おもちつきを しています。
あなたたち どこからきたの?
おつきさまから?
それとも
ようちえんの おつかい かしら?
□11
なっちゃんが
じ~と ようすを みていると
1わの うさぎが きがついて
「こっちに おいで」
と こえをかけて くれました。
□12
いま
わたしのこと
よんだ?
「いっしょに いいの おもちつき?」
2わの うさぎが
こくりと こくりと うなづきました。
□13
ぺったん ぺったん
ぺったん ぺったん
つきの あかりに てらされて
なっちゃんと うさぎたちの もちつきが
しずかに はじまりました。
なっちゃんが わらっています。
うさぎたちも わらっています。
□14
ぺったん ぺったん
ぺったん ぺったん
「なっちゃん ここに いたの?」
ママのこえに おどろいて
あたりを みまわすと
2わの うさぎは
もう どこにも みえません。
□15
「ママ うさぎさんはね
ほんとは おはなし できるんだよ」
なっちゃんが いいました。
「そう それは すてきね」
ママは えがおで こたえました。
「ねえ このおもち まだ あたたかいよ」
おねえちゃんは
めを まあるくしています。
□16
なっちゃんは おつきさまに むかって
いいました。
「おつきみ くださ~い、うさぎさん」
てね。
(おわり)
※あわせてこちらもお読みください。
↓↓↓
【ひつじかいのとっておきの1冊をご紹介します。】
📑もりのひつじかい〈珠玉の絵本〉をレビュー『おやすみ、くまくん』
【作品に一番重要なものってわかりますか?それが独創性なんです。】
📑〈ひつじかいの絵本出版への道〉作品に求められる【独創性】とは?
【ひつじかいお気入りの1冊で絵本的なレトリックを学ぼう】
📑もりのひつじかい一押しの絵本『よるくま』をレビュー
【絵本を書く際の大事なポイントをひつじかいは失念していたみたい!】
📑【絵本出版への道】ひつじかい面談後のメールにはっとする!
【リライトした原稿がまさかの全面書き直しなんて!】
📑この絵本ストーリーでは「企画が通らない?」ひつじかいも大ショック!
【絵本を出版するためには覚悟とお金が必要なんです!】
📑絵本作家になるための覚悟 出版に関する決断とお金について